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胃がんの前兆はどんなの?症状の現れ方と早期胃がん・進行胃がんの痛みの違い

胃がんは日本人に多いがんの一つとされ、生活習慣の見直しなどが推奨されてきました。

「胃がんかもしれない」と思われる人、または胃がんと診断された人にとっては胃がんがどのような病気なのか気になりますよね。

胃がんがどういう病気なのか、はじめにどのような症状がでるのか、どんな検査が必要でその後どのような治療があるのかなどをまず調べることでしょう。

今回の記事では胃がんの前兆、症状の現れ方や早期胃がん・進行胃がんの痛みの違いなどについてわかりやすく解説していきます。

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胃がんの前兆は?症状の現れ方

胃がんは胃の中の粘膜の細胞ががん化して生じる悪性の腫瘍です。

日本において死亡数の多いがんの一つとして知られています。

胃がんは早期がんと進行がんに分類され、これはがん化した細胞がどのくらい周囲の組織に浸潤していったかにより分けられます。

まず、胃がんの症状の現れ方や胃がんと識別する症状、自覚症状などについて解説します。

■胃がんで見られる症状

早期の胃がんの症状はほとんどが無症状といわれています。

そのため検診をきっかけに胃がんが発見されることも多いです。

なかには上腹部痛や腹部膨満感、食欲不振などが症状として現れることもありますが「胃がんだから現れる」という特有の症状はありません。

上記のような症状が出てはじめてX線造影検査や内視鏡検査を受け、初期の胃がんが見つかることがあります。

胃がんが進行すると、吐血や下血、さらに体重減少、また上腹部に硬い腫瘤が触れられることもあります。

さらに胃がんが全身に広がると腹水が溜まる、リンパ節が腫れるなどの症状が見られますが、これらの症状の場合には手術対象とはなりません。

■胃がんを判定される症状

胃がんの可能性がある症状として、消化不良、胃部不快感、疼痛などが知られています。

早期の胃がんと進行した胃がんでは見られる症状に違いが出てきます。

胃がんの早期には胃の不快感や消化不良、食後の膨満感、軽い悪心、食欲の低下、胸焼けなどの症状がみられます。

一方で胃がんがさらに進行すると、血便や嘔吐、体重減少、胃の痛み、黄疸、腹水の貯留、嚥下困難などがみられ、これらの症状がひとつでも当てはまれば早期の受診が必要といえるでしょう。

■胃がんの自覚症状 「分化型」と「未分化型」

前述のように胃がんに代表される症状としては「消化不良」「胃部不快感」「疼痛」があります。

しかし、これらの症状の現れ方にも胃がんの種類によって違いがあります。

胃がんには「分化型」と「未分化型」の2つがあり、分化型は病状が進むのが遅く、一方で未分化型はがん細胞の増殖が非常に早く進行が早いという特徴があります。

それに伴い、胃がんの症状も分化型は現れ方がゆっくりであるのに対し、進行の早い未分化型は症状が早くに現れるという違いがあるのです。

 

早期胃がんと進行胃がんとは

さて次に、早期胃がんと進行胃がんの特徴や症状、そして痛みの違いについてみていきましょう。

早期胃がんと進行胃がんの特徴と症状

がんは粘膜に発生し少しずつ周辺の組織に浸潤して広がっていきます。

胃がんにおいては「早期がん」は粘膜、粘膜下層までのがんを指し、「進行がん」は粘膜下層から筋層、漿膜下層、漿膜の範囲にまでがん細胞が至ったがんを指します。

早期胃がんと進行胃がんについて説明しましょう。

・早期胃がん

早期胃がんは「転移の可能性が比較的少ないがん」を指します。

早期胃がんがどうかは胃カメラと呼ばれる内視鏡検査、バリウム検査と呼ばれる胃透視検査などにより判断されます。

早期胃がんでもがん細胞が胃粘膜にとどまっているときには転移の可能性はほぼないだろうと判断されることがあります。

このときには胃カメラを用いて内視鏡的粘膜切除での治療を行うことができます。

しかし、がん細胞が粘膜下層まで到達しているときにはリンパ節転移の可能性もあり、周囲にあるリンパ節を切除する手術が必要になります。

この手術も腹腔鏡手術にてがん細胞を取り除くこともできます。

繰り返しますが、早期胃がんにはほとんど自覚症状がないか非常に軽い症状しか出ないことも多いとされています。

一方で軽い胃炎であってもすでにがん細胞が大きくなっている、食欲不振や吐き気、胃部不快感などの症状があるとすでに進行胃がんである可能性も高くなるといわれています。

・進行胃がん

進行胃がんとは「粘膜下層からさらに深くがん細胞が進行している胃がん」です。

治療としては、胃切除術、リンパ節転移まで及んでいる場合には拡大手術、そしてそれ以上にがんが進行していて根治切除が行えない場合には姑息手術などが行われています。

進行胃がんになると食欲不振が強く、お腹が張ったり、お腹が時々痛んだり、さらに血を吐く、便に血が混じる、黒い便が出るなどの症状が現れます。

さらに進行すると肝臓や脳、肺などのほかの臓器に転移したり、腹部全体にがん細胞が広がり、体重減少や全身の衰弱が強く見られるようになったり、腹水が溜まることがあります。

胃がんの病期

胃がんには、病期(ステージ)があり、これを必要な検査を行って判断し適切な治療法を選択していきます。

その病期(ステージ)には以下のような分類が用いられます。

・がんの深達度(T)

がん細胞が胃壁のどの深さまで浸潤しているかをさします。

・リンパ節転移の数(N)

がんが転移した個数をさします。

がんはリンパ管に流れてリンパ節に転移していくことがあります。

・遠隔転移(M)

胃がんはリンパ液にのって転移する「リンパ節転移」、血液にのって流れる「血行転移」、腹部でがんが広がる「腹膜播種(ふくまくはしゅ)」があります。

この遠隔転移はがんがほかの臓器に転移しているかを表します。

これらのTNM(がんの深達度、リンパ節転移の数、遠隔転移)を総合的にみて、胃がんの治療方針が決められていきます。

早期胃がんと進行胃がんの痛み

痛みの違いについて、早期胃がんと進行胃がんを比較すると早期胃がんは無症状であることがほとんどです。

しかし、進行胃がんでは潰瘍を伴うことが多いため、その場合にはみぞおちに痛みを感じることや臍の上の痛みを感じることがあります。

 

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胃がんの検査

それでは次に、胃がんが疑われた場合に受ける検査について解説します。

まず「胃がんであるかどうか確定する検査」を行い、次に「胃がんの進行度を調べる検査」を行います。

胃がんの検査

先ほどもお伝えしたように胃がんの検査には「がんを確定するための検査」と「がんがどのくらい進行しているのかを判断する検査」があります。

がんを確定するための検査には内視鏡検査やレントゲン検査があります。

内視鏡検査では、もし胃の内部にがんの病変と見られる部分があればその部分をつまみ採取します。

そして、その採取した部分について病理検査を行い、胃がんがどうかを判断するのです。

次にがんの進行度を見極めるにはCT検査、MRI検査、PET検査などが行われます。

これらの検査では、がん細胞が胃内にどれほど深く達しているのか、胃のまわりにある臓器へがん細胞が広がっているのかどうかを調べていきます。

胃がんの検査の種類

胃がんを検査するには多くの方法があります。

それらの検査の種類や詳細についてご紹介します。

・内視鏡検査

よく「胃カメラ」と呼ばれているのがこの検査です。

内視鏡検査とは、口から直径約1cm程度のファイバースコープを胃まで入れて胃の内部を直接見て検査をします。

がんと疑われる場所やその広がりを見て疑わしい組織を採取して病理検査をすることもあります。

がんの確定は生検による病理検査で行われます。

胃内視鏡のメリットはがんと疑われる病変を直接観察できることや病変部位の広がりや形状、色なども確認できるところなどがあります。

・X線検査(バリウム検査)

バリウムと呼ばれる液体を飲み、X線写真で胃の形や粘膜の状態を見る検査です。

よく胃の集団検診で行われるのがこのバリウム検査です。

・生検・病理検査

胃の内視鏡検査などを行い、がんの疑いがある組織を採取し、そこにがん細胞があるかどうか、がん細胞が見つかればどのような種類のがん細胞かなどを顕微鏡で調べます。

・CT検査・MRI検査

胃がんが疑われたらCT検査を精密検査のひとつとして行います。

CT検査ではX線を用いてまたMRI検査では磁気を使って体の内部の断面を撮影します。

体の内部を輪切りのように断面を撮影します。

これらの検査では、がん細胞が胃のまわりの臓器に浸潤していないかどうか、リンパ節や肝臓へ転移していないか、腹水はないか、浸潤しているときはその深さなどを調べます。

この検査のメリットとしては胃がんが肺や肝臓などのほかの臓器またリンパ節や腹膜などへの転移がないか調べられることが挙げられます。

CT検査ではヨード造影剤を使用するため、喘息やアレルギーの有無には注意が必要です。

・腹部超音波検査

超音波(エコー)を通して、胃がんの広がりや転移などをCT検査と合わせて行います。

・大腸カメラ

胃がんにともなって大腸疾患を合併しているかどうかを調べます。

大腸カメラは大腸内視鏡検査といい、先端にカメラがついている細い管を肛門から入れて大腸の内側を直接観察します。

疑われる病変があった場合には組織を採取して顕微鏡検査で調べることもできます。

・PET検査

放射性ブドウ糖液を静脈に注射し、糖を取り込む性質のあるがん細胞の特徴を利用して、全身のがん細胞を調べる検査です。

ほかの検査において胃がんの転移や再発の診断が難しいときに行うことがあります。

このように胃がんの検査にはさまざまなのもがあり、胃がんの症状や進行度により適切な方法が選択されます。

 

胃がんの発生リスク

ここまで胃がんの症状や胃がんの種類、検査などについて解説してきました。

最後に胃がんの発生リスクについてお伝えします。

そもそも、ここでいう「リスク」とは病気の発症の危険性を高めるものです。

ただし、リスク因子を持っているからといって必ずしも胃がんになるわけでもなく、一方でリスク因子がなくても胃がんになる可能性はあるということです。

いくつか胃がんのリスク因子を挙げてみましょう。

・胃がヘリコバクター・ピロリ菌に感染している

ヘリコバクター・ピロリ菌は、胃に取り付いて炎症を起こします。

50歳以上の約70%がピロリ菌に感染しているといわれています。

しかし、感染してもすべての人が胃がんになるわけではないことを覚えておきましょう。

・タバコを吸う

喫煙をすることにより確実に胃がんのリスクは高くなります。

タバコを吸っている人はタバコを吸ったことがない人に比べて男性では1.8倍、女性では1.2倍胃がんになりやすいとう結果もあります。

胃がんの発生リスクは、これ以外にも以下のような項目が挙げられます。

・胃の炎症がある
・悪性の貧血がある
・正常な胃の内壁が腸の内壁の細胞に置き換わる状態である、「腸上皮化生」がある
・胃ポリープがある
・家族性大腸線維症がある
・保存状態の悪い食物を多く食べる
・高齢者または男性である
・両親、姉妹兄弟に胃がんの人がいる

このように胃がんの発生リスクにはさまざまな要因が挙げられます。

最近ではインターネット上で簡単に胃がんのリスクをチェックすることも可能です。

「社会と健康研究センター予防グループ(国立がん研究センター)」の胃がんリスクチェックを使用して今後10年の「あなたの胃がん罹患リスク」を知ることができます。

この胃がんリスクチェックでは、胃がんの発生に重要な要素であるヘリコバクター・ピロリ菌感染、慢性胃炎の有無より予想される罹患リスクを知ることができます。

 

まとめ

胃がんは40代以降で発症しやすいといわれ、5年生存率も早期胃がんでは90%以上であるのに進行がんでは10%未満となっています。

このことからも早期発見や早期治療が非常に重要ながんであることは間違いありません。

この早期胃がんを発見するためには自覚症状が乏しくても年1回は内視鏡検査を受けることが推奨されています。

また、検診や検査だけでなく、日頃から胃への刺激をなるべく減らした食生活をすることが大切といえるでしょう。

 

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薮内直純

薮内直純

株式会社イコールヒューマン。生活習慣病専門ライター。医療や医薬品に関する誤解を解き明かしながら、真実を追求した記事を提供中。

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