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頭痛ぐらいで病院なんて・・・と侮るなかれ!「頭痛外来」で

 2016/01/13 疾病・症状
この記事は約 5 分で読めます。 948 Views

頭痛はとても一般的で身近な症状です。しかし、頭痛を侮ることはできません。というのは、その裏に大きな病気が隠れていることがあるのです。

慢性頭痛について

頭痛は「慢性頭痛」と「脳の病気を伴う頭痛」の大きく二つに分けられます。多くの人が経験するのは慢性頭痛で、頭痛の8割は慢性頭痛といわれます。慢性頭痛は「片頭痛」「緊張型頭痛」「群発頭痛」の三つに分かれます。

その1 片頭痛

片頭痛は週1~月1・2回と定期的に起こり、前兆があるタイプと突然来るタイプがあります。こめかみにズキズキと脈打つように痛むのが特徴で、動くと痛みが悪化するため、じっとしていると楽になりますが、ひどい場合は嘔吐を伴います。4~72時間で痛みが治まるため、市販の頭痛薬で乗り切ってしまう人も多くみられます。

その2 緊張型頭痛

緊張型頭痛は頭を締め付けられるような痛みが連続して数日間起こるものです。動くと楽になりますが、めまいや肩や首のこりを感じるのが特徴です。緊張型頭痛は慢性頭痛の中で最も割合が高く、その原因はストレスまたは筋肉の緊張からおきます。そのためストレッチやお風呂で血行を良くすると改善します。

その3 群発頭痛

群発頭痛は、春先や秋口など時期が来ると数週間ずっと頭痛がおきるものです。目の奥を中心に動き回らずにはいられないほどの強い痛みが起こりますが、原因は不明とされています。

脳の病気を伴う頭痛について

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脳の病気を伴う頭痛は、脳梗塞やくも膜下出血、脳腫瘍など脳の病気が起きているためにひきおこされる頭痛です。

今までにない強い痛み、痙攣を伴う、手足のしびれがある、意識がもうろうとする、などの兆候がみられたらすぐに医療機関を受診することが大切です。

頭痛外来とは

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頭痛を感じる人の多くは市販薬などで対応し、受診せずに過ごしてしまいます。しかし、たかが頭痛・されど頭痛、その裏には大きな病気が潜んでいるかもしれません。

頭痛外来は頭痛を感じた患者さんへ診察、検査することでその原因を特定し、治療を行う医療機関です。

頭痛外来ではまず、その頭痛が脳の病気によるものなのか、慢性頭痛なのかを判断します。

まず問診から入りますが、その内容は、いつから痛み出したか、ズキズキか締め付けかなどの痛み方、頭のどの部分が痛むのか、頭痛が起きる頻度、前兆はあるか、どんな時によく起きるか、どの体制が楽になるか、頭痛が起き始めた年齢、家族に頭痛持ちがいるか、など多岐に渡ります。

これらの問診結果と医師による診察内容により、ある程度頭痛の種類が判別されます。

さまざまな検査方法

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そして、更に検査をすることで診察結果を固めます。その検査方法は、画像診断、血液検査、心理検査、神経学的検査です。

具体的には、放射線により脳の断面を撮影し出血の有無を調べる脳CT、磁力によって脳の断面を撮影し脳梗塞の有無を調べる脳MRI、磁気によって脳の血管を撮影し血管のつまりを確認する脳MRA、放射性アイソトープを利用して脳の血流を測定するSPECT(脳血流検査)、髄膜炎が疑われる場合は背中から針を刺して髄液を採取する髄液検査を行うことがあります。

血液検査は貧血や血糖値、ホルモン値などを調べ、心理検査はストレスの度合いを調べるために行います。

早めの診療で脳梗塞を予防しよう

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このように頭痛外来では詳しく検査することができるため、早めの診察を受けることにより脳梗塞を防ぐことができます。

脳梗塞の前兆とは、体の片側に違和感を感じる(力が入らない、ペンや箸がもちづらい、しびれを感じる)、ろれつが回らない、片側の目が見えづらい、前へ習えの姿勢で片方の腕だけ下がる、といったことが起きます。

これらは一過性脳虚血発作(TIA)と呼ばれるもので、いったんこれらの症状が出ても24時間以内に治まってしまいます。一過性脳虚血発作は脳の血流が一過性で悪くなり、上にあげたような運動麻痺や感覚麻痺を起こします。

その原因の多くは血管にできた血栓が脳の動脈に流れ、ある場所で詰まってしまうことで起こります。血栓がその場所に詰まったままその組織の機能が戻らなくなってしまうと脳梗塞となります。

脳梗塞の前兆を見逃すな

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一過性脳虚血発作がみられてから1年以内に脳梗塞を引き起こす人は10%、30%は5年以内に発症するというデータがあり、脳梗塞の前兆として見逃さないことが重要です。これらの前兆を感じたら頭痛外来を受診し、診断を仰ぐことが大切です。

ただし、頭痛外来で診察され、投薬などの治療を受けたから安心ということではありません。

脳梗塞の危険因子は糖尿病、高脂血症、高血圧といった生活習慣病、また喫煙も引き起こす要因となるため、食生活が荒れている人はその見直し、日常生活で体を動かすようにする、禁煙するなどといった生活面の見直しも重要となります。

まとめ

このように頭痛は私たちに身近な症状ではありますが、脳梗塞という恐ろしい病気が隠れていることがあります。少しでも兆候を感じたら、早めに頭痛外来を、近くに無い場合はまずは神経内科や脳神経外科を受診することが大切です。

また、慢性頭痛の人も「あたりまえに起きること」として流さず、医師に相談することで適切な治療を受けることができ、痛みの改善へとつながります。

 

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木村 哲也

木村 哲也

株式会社イコールヒューマン代表取締役。生活習慣病の権威者である崇高クリニックの荒木裕院長と提携し、主に生活習慣病に関わる様々な情報を広く分かり易く提供中。


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