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食物繊維を摂れば摂るほど便秘になる!

 2017/04/06 生活習慣病
この記事は約 6 分で読めます。 2,662 Views

健康や食べ物に関する考えや情報には、「都市伝説」や「神話」のようなものがあります。

「健康のためには食物繊維をたくさん摂った方がいい」、「便秘解消には食物繊維が豊富な食べ物を食べた方がいい」とよく言われますが、実はこれも「偽」の健康神話です。

では、この健康神話はどこから生まれたのでしょうか?

本当に食物繊維を摂れば便秘を解消できるのでしょうか?

食物繊維を摂り過ぎるとどんなリスクがあるのでしょうか?

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「食物繊維」神話の生みの親

殆どの医師や栄養士が勧める食物繊維をたくさん摂る事を奨めるのは、約半世紀前にアフリカで働いていた外科医のデニス・バーキットによる、何ら学問的根拠もない誤った話によるものです。

彼は大麦パンを食べると、炎症性大腸疾患を予防する事が出来ると主張したのです。

しかし、これは彼の単なる推測にしか過ぎず、その当時アフリカに移り住んでいた西洋人と土着のアフリカ人の胃腸疾患患者を診察して得た結果で、疫学的な調査をした訳ではありません。

当時の一般的なアフリカ人達の食事は、新鮮な肉や動物性脂肪が主体で、少量の大麦パンとわずかな野菜を食べていました。

それに反して西洋人たちは、本国の人達と同様に、生成小麦粉を使ったシリアルやパン、砂糖・蜂蜜・ポテトなど炭水化物を多く食べていたのです。

 

なぜ食物繊維を食べても便秘が解消しないのか?

「野菜の繊維は大腸で水分を吸収し、便が柔らくなり、ボリュームも増えるので便秘にならない」と云う様なことを、消化器科の医師やファイバーの販売員達は盛んに宣伝しています。

これは全くの“嘘”で、現在日本の特に多くの女性が便秘に苦しめられています。

彼女等は野菜を少ししか食べていないのかと云えば、全くの逆で、野菜は健康に良いとばかりに、驚くほどの量のサラダやその他の野菜を食べています。

にも拘らず、便秘は解消されることなく、やむを得ず下剤を服用するも効き目は殆どありません。

そこで、野菜の食べ方が少ないのではと考え、更に野菜の量を増やせば増やすほど便秘がひどくなるのです。

便秘は水分が足りない為になるのではなく、野菜の繊維を処理する為に腐敗・発酵菌などのカビ(悪玉菌)が大量に繁殖する為です。

カビは腸管壁に食い込み、粘膜をボロボロにします(腸管漏洩症候群)。

そこで、私たちの体はこれら悪玉菌の繁殖を少しでも抑えようとして、腸管を脱水状態にするため、便は硬くなります。

 

食物繊維の摂り過ぎは大腸がんのリスクを高める

消化器専門医や食物繊維推奨者は、「糞便は毒性廃棄物であり、可溶性大腸炎・大腸憩室炎や大腸癌の原因になるので、出来るだけ早く排泄しなければならないのだ」と云う様な嘘を吹聴しています。

胃・小腸で消化されずに大腸に運ばれてきた食物残渣は、少なくとも二十四時間以上腸内に留まっています。

その間食物残渣は腸管壁と接触しているので、少しくらい排便を速めたところで意味はありません。

このことからも、野菜の食物繊維の話が出鱈目である事がお判りでしょう。

私たち人間には、食物繊維を消化する酵素が備わっていません。

つまり野菜の食物繊維は、胃でも小腸でも消化酵素がないので、消化する事が出来ません。

従って、野菜の食物繊維が便として排泄される為には、大腸に生息する「病原性の大腸菌」や「カビ」により処理されなければならないのです。

これらの病原性大腸菌やイースト菌(カビ)は、食物繊維を好んで食べ、肝障害の原因となるアセトアルデヒド・乳酸・アセト酢酸その他の「毒素・毒物」を産生します。

お腹が張る原因の「ガス」や「便の悪臭」は、これら悪玉大腸菌が作り出す毒ガスによるのです。

悪玉大腸菌により作り出された「毒素」により、腸管壁が障害され、炎症性大腸疾患や腸管漏洩症候群さらに「大腸がん」になり易くなります。

 

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「食の欧米化」を見直す

私達人類は400万年間と云う長い期間を経て、進化・発展を遂げてきました。

この間人々は、狩猟・採取生活を送ってきたのですが、一日の大半は狩猟に費やされ、女性が住処の周囲の草の実などを採取していたのです。

一般的に云われる様な、人類は「雑食」である訳ではなく「98%肉食」なのです。

現在でも、原始的な生活を送り、炭水化物を多く食べる「食の欧米化」に毒されていない人達には、「癌」をはじめとする「生活習慣病」がほとんど見られません。

日本人も、炭水化物を多く食べる「食の欧米化」になる以前には、「癌」・「糖尿病」・「肥満」などの病気は、せいぜい高齢の老人にしか見られませんでした。

 

まとめ

健康問題は遺伝子などに関係なく、一般に信じられている栄養に対する誤った考えや、流布している「偽」の健康神話を人々が信じ実行するために起きているのです。

上述したように、食物繊維(野菜)の健康神話も同様です。

間違った話に騙されない様にしましょう。

最後に一つ言っておきたいことは、あの「スマホ」で有名な「アップル社」の創業者である、スティーブ・ジョブス氏は知る人ぞ知る有名な「ベジタリアン」=「菜食主義者」でした。

周囲の人達からは、「菜食」にしていると、「癌」になるから止めておく様に忠告されていたのですが、彼は頑固に主義主張を貫いて、最後は本当に「膵臓癌」を発病し帰らぬ人となったのです。

 

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ライター紹介 ライター一覧

荒木 裕

荒木 裕

崇高クリニック院長。
1962年 京都大学医学部卒
1967年 京都大学医学部大学院卒
1968年 大阪北野病院勤務
1971年 アメリカハーバード大学付属 小児病院脳神経外科研修医
1973年 アメリカハーバード大学医学部 臨床栄養学部助教授
1976年 アメリカ国立公衆衛生研究所(NIH)客員研究員
1977年 アメリカサウスカロライナ大学 医学部勤務
1983年 崇高クリニック開設

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