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糖尿病の食事制限が続けられない!糖尿病燃え尽き症候群との付き合い方

生活習慣病
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糖尿病を患い長いあいだ食事制限を続けているのになかなか成果が出ないという方は少なくありません。

精神的に参ってしまって「燃え尽き症候群」になってしまう人も多くいます。

糖尿病の治療と食事制限は長い期間にわたって続くので、体だけでなく心(メンタル)をどのように安定させるかということも一緒に考えなければなりません。

そこで、なぜ燃え尽き症候群になってしまうのか、燃え尽き症候群にならないためにどういう対策をするべきか、考えてみましょう。

また、ストレスを溜めずにお腹いっぱい食べることが可能な「正しい食事制限」について詳しく解説していきます。

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食事制限を諦めてしまう日常のシチュエーション

食事制限が続かない、または諦めてしまうきっかけになるシチュエーションにはどういったものがあるのでしょうか。

具体的な例をいくつかご紹介していきます。

・仕事や付き合いで食事や飲み会が断れない

仕事や人間関係においてどうしても誘いを断れないという人は多いです。

断ってしまうと「協調性がないと思われる」「仕事そのものに支障が出る」などと不安に感じることもあるでしょう。

誘われて食事をする場合レストランでは糖質の高い料理があります。

そうした外食が頻繁に続けば必然的に血糖値は高めになり食事制限はうまくいきません。

飲み会ではお酒を飲む量が増えてしまい、なかなかうまく糖質のコントロールができないケースも増えてしまいます。

・自身のストレス

どのような形であれストレスが溜まると「溜まったストレスを開放したい」という気持ちが生まれるでしょう。

そのストレス解消法として「好きな物をたくさん食べたい」という気持ちに傾いてしまうことはよくあることです。

好きな物を好きなだけ食べることで一時的にストレスを解消することはできます。

しかし、またストレスが溜まると同じことの繰り返しになり結果的に食事制限はうまくいきません。

ストレス解消の手段が食事に向かわないように気をつける必要がありますし、それ以前にできるだけストレスを溜めない生活を目指すことが大切です。

・広告宣伝による誘惑

世の中にはグルメの宣伝広告がいたるところに溢れています。

テレビでは毎日のように美味しそうな食品のCMが流れ街中には食欲を誘う看板が立ち並び誘惑だらけです。

しかし、これらのグルメ食品のなかには糖質の高いものが含まれています。

それでも誘惑に負けてついつい食べてしまう…という場合もあるでしょう。

・身の回りの人の非協力的な姿勢

本人が食事制限に努めたいと思っても、家族や身内がそれに対して非協力的だと食事制限がうまくいかないことがあります。

たとえば食事制限付きのメニューを本人だけでなく家族にも食べてもらうような形になると、家族からは不満が出る可能性があり引け目を感じてしまうこともあるでしょう。

・ご近所付き合いで断れない

「ノー」と言うのが難しい相手、または近所の人が差し入れや手作りのものを持ってきたら断ることは難しいでしょう。

せっかく頂いたものを捨てるわけにはいきませんし、自分以外で食べる人がいなければ一人で消費しなければならなくなります。

日々の食事では栄養をバランスよくしっかり摂ることが大切です。

食事制限を続けるためには「周囲の人にきちんと話して理解してもらう」「誘惑に負けそうな環境やものから距離をおく」ということも意識しましょう。

 

食事制限に燃え尽きてしまうことも…

食事制限を続けているものの「なかなか成果が出ない」「疲れてきた」「もう諦めたい」などメンタル的に折れてしまう人も少なくありません。

気持ちの面で目標に向けての努力や意欲がなくなってしまい途中でやめてしまうことを「燃え尽き症候群」といいます。

食事制限で燃え尽き症候群が発症してしまう原因や理由にはどんなものがあるのかを見ていきましょう。

・成果や改善が見られずに無力感を感じる

長いあいだ食事制限を続け血糖値の改善のために努力してきたのに思うような成果が出ないということがあります。

すると「なんのために続けてきたのだろう」「このまま続けても何も変わらない」と無力感に苛まれることがあるのです。

成果が出ていたのにちょっとしたきっかけでまた血糖値が以前の状態に戻ると、先行きの見えない未来に大きな不安を感じてしまう人がいます。

精神面での無力感や脱力感、漠然とした不安から、これ以上食事制限を続けられない精神状態に陥ってしまうことがあります。

目に見える成果や改善が見られないことが燃え尽き症候群の原因になってしまいます。

・自分を律する生活に疲れてしまう

食事制限は欲求に負けず楽なほうに流されないように自分を律しながら続けることが求められるでしょう。

我慢を強いられますしそれだけストレスが溜まりやすくなります。

「欲求に弱い人」「自分の感情のコントロールがうまくできない人」ほど自分を律する生活に疲れてしまい食事制限を諦めてしまうケースが多いようです。

我慢強くない人は、我慢の連続になる食生活や自分の欲求を常に抑えなければならない日々にうんざりし精神的にまいってしまいます。

こうして「自分に負けてしまう」ことで燃え尽き症候群となってしまうのです。

・燃え尽きた結果、うつ病や摂食障害を発症するケースも

食事制限がうまくいかず燃え尽き症候群となってしまった結果、無力感や将来への希望のなさを感じてしまい別の精神的な病を発症してしまう場合があります。

糖尿病を患っている人が精神不安やうつ病などの精神的な病を併発する背景にはこのような食事制限の苦痛や失敗、燃え尽き症候群があるのです。

食事が関わっている燃え尽き症候群の場合、過食や拒食などの摂食障害が起こることもあります。

過食症の場合は極端に大量の食物を摂取する状態になり、拒食症は食事量が大きく減る(体重も激減する)といった症状が起きるのです。

いずれもメンタルの不安定さが起因になっているといわれます。

 

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燃え尽きないためにできること

燃え尽き症候群にならないためにどんな対策を取るべきか、またどのような心構えが必要になるのか見ていきましょう。

・細かく目標を設定して、達成感や成功体験を得やすくする

どれだけ体重や血糖値が減ったかを記録し続けることで目に見える数値として成功体験を感じることができます。

「今月は~kgまで痩せる」「血糖値を~まで下げる」といった目標を掲げ、それに合わせて食事制限を行いましょう。

実際にその目標をクリアできればそれだけ達成感があり、これからも頑張って続けていこうという前向きな気持ちになることができます。

体重や血糖値の記録だけでなく日々の食事メニューと食事量を記録するのもよいでしょう。

日々どのような食事を摂ってきたかを記録することにより、間違った食材を食べていないかメニューを改善する必要があるか、といったことを見直すきっかけになります。

また食事量を記録することで、食べすぎになっていないか栄養はしっかり摂れているかをチェックすることができます。

・療養生活の良い面を探して前向きになる

つらい療養生活を続けているとネガティブな気持ちに流されてしまう人も多いです。

そこで、療養生活をしているからこそ日々の生活や人生における「良い面」を見つけ気持ちを前向きにしていきましょう。

たとえば「家族のありがたさを感じた」「日々の料理作りが楽しみになった」「食や健康について勉強するきっかけになった」「運動の爽快感を知ることができた」「規則正しい生活ができるようになった」などです。

ポジティブでプラスな面に意識を向け明るく楽しい気持ちで糖尿病に向き合っていきましょう。

深刻に考えすぎるとそれだけメンタルは不安定になりがちですし、なかなか気持ちも前向きになりません。

療養生活だからこそ得られる喜び、楽しさ、新しい発見といった面を大事にし意識を180度変えてみましょう。

・完璧な数値は目指さなくてよい

糖尿病に限らず、どんな病の療養であっても「自分はこうあるべきだ」「もっとこうならなければならない」と完璧を求めすぎる人ほど不安や不満ばかりが募ります。

そのため日々の現状に納得がいかずストレスが溜まって精神も不安定になりがちです。

このような状態がずっと続くと、途中で自暴自棄になり何もかも投げ出してしまいたいような気持ちになることがあります。

正しい食事制限を行っても目標の数値に達しないことはあるでしょう。

しかし、それは療養生活でごく自然なことで誰にでも起こること。

完璧主義に陥って自分を責めたり不満ばかりを募らせたりすると、精神はますます不安定になるばかりです。

完璧を求めず、神経質にならず、焦ることなく改善を目指していきましょう。

・改善した、治ったあとのビジョンを持つ

完璧主義になるのも問題ですが将来のビジョンを全く持たないというのも問題です。

「療養を乗り越えてどういう生活を実現したいか」「どういう自分になりたいか」というビジョンを持つことは自身を鼓舞することにもつながります。

また、ビジョンを家族や担当の医師と共有できればより前向きな気持ちになれるはずです。

・医師や周囲にサポート、相談を求める

燃え尽き症候群でありがちなのが「結果が出ないことをすべて自分のせいにしてしまう」こと。

しかし、食事制限で結果が出ない要因はさまざまであり自分ひとりのせいではありません。

責任感が強く完璧主義な人ほど、誰にも相談せずに自分ひとりで背負い込んでしまう傾向があります。

糖尿病の療養で大切なことは、何か問題が生じたら主治医や医療スタッフ、家族や友人にアドバイスやサポートを求めることです。

そうすることで、今まで気づかなかった解決法を知ることができたり悩みを打ち明けることで精神面でも楽になれたりします。

療養や闘病は決して孤独な道のりではないし、またそうなってはならないということを理解しましょう。

 

お腹いっぱい食べられる糖質制限はあるの?

「糖質制限中はお腹いっぱい食べられない」「好きな物も大幅に制限されてしまう」と考えてしまう人も多いのではないでしょうか。

「正しい糖質制限」では、肉や脂質をお腹いっぱい摂っても問題ありません。

つまり、食べる楽しみや食べる量を大幅に制限することなく血糖コントロールが可能なのが本来の正しい糖質制限です。

正しい糖質制限のポイントは以下の4つになります。

1.糖質(炭水化物)は徹底的に避ける

糖質は徹底的に避けます。

ご飯やパン、麺類などの主食系はもちろん、お菓子や甘い飲み物など糖質を食事から摂取することを徹底的に控えます。

2.野菜や果物は基本的に摂らない

正しい糖質制限では糖質を徹底的に避ける必要があるので糖質を多く含む野菜や果物は摂らないことが基本です。

実際に野菜や果物を頻繁に摂取することは生活習慣病のリスクを高めることになります。

3.肉や脂質はしっかり摂る

正しい食事制限では肉(タンパク質)や脂質はしっかりと摂取します。

人間の身体は、水分を除くと、ほぼタンパク質と脂質でできています。

これは医学的事実であり、それが人間の身体というものです。

肉や魚をしっかりと摂ることは、必要な栄養素を補充するだけでなく、生活習慣病の予防と対策にも有効になります。

暴飲暴食や食べすぎ飲みすぎは良くありませんが、「糖尿病になったら肉や脂質は控えましょう」という考え方は行き過ぎです。

4.必要な栄養はすべてしっかり摂る

正しい糖質制限とは、徹底的に糖質を控えたうえで人間にとって必要な栄養素をしっかりと摂るということです。

断食したり、食事量を減らしたり、肉や脂質を控えたりといったことは必要がありません。

人間が日々健康に生きるためには、必須栄養素を食事からしっかりと摂取しなければなりません。

食事の量を減らしたり肉や脂質を摂らなかったりする生活では、必須栄養素が不足してしまい、かえって不健全な体になります。

「必須アミノ酸」「必須脂肪酸」「タンパク質」「脂質」「ビタミン」「ミネラル」「カルシウム」といった必要な栄養素を食事からたっぷりと摂取し、血糖値を適切にコントロールできるのが本来の正しい糖質制限です。

 

まとめ

食事量を大幅に下げたり必要な栄養素をしっかり摂らなかったりと、間違った食事制限によって心身共に不健康になっているケースが見られます。

間違った方法でいくら制限を続けても成果がでることはありません。

成果が出ないことで不安や不満が募り、やがて心も折れ、燃え尽き症候群になってしまうことがあります。

正しい食事制限では食事の楽しさを減らすことなく血糖値を改善することが可能です。

燃え尽き症候群に陥らず確実に成果を出すためにも、正しい食事制限とは何かということを理解し実際にそれを食生活のなかに取り入れていきましょう。

 

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薮内直純

薮内直純

株式会社イコールヒューマン。生活習慣病専門ライター。医療や医薬品に関する誤解を解き明かしながら、真実を追求した記事を提供中。

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