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もったいないから捨てられない!汚部屋化の原因が精神疾患というケースも

 2016/01/04 生活習慣病
この記事は約 5 分で読めます。 1,328 Views

物を捨てられず、ついついため込んでしまうという人は意外と多いでしょう。しかし、その度が過ぎているのであれば、統合失調症などの精神疾患を疑ったほうがよいかもしれません。今回は、“捨てられない”が示す病気のサインについてご紹介します。

捨てられない人、その原因とは

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「自分は物をため込んでしまうタイプの人間だ…」こうしたお悩みは、多くの方が経験されているものです。しかしたいていは、生活が困難になったり一念発起したりして、どこかのタイミングで断捨離を行っています。もちろん、一気にすべてという訳ではありませんが、自分の限界に達する前にしっかりと処理をするのですね。

しかし世の中には、すでに生活をするのが難しいにもかかわらず、いつまでも物をため込んでしまう方も存在しています。テレビなどで“ゴミ屋敷”と呼ばれる家を見たことが有るでしょうか?まさにあの状態が、物を捨てられなかった結果であると言えます。

海外においては、こうした「捨てられない」「片付けられない」といった症状をホーディングと呼んでいます。日本においては「強迫性貯蔵症」「ため込み症候群」という名称で訳されます。

ボーディングの方の心理状態

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では、ボーディングの方の心理とはどんな物なのでしょうか?いくつか例を挙げてみます。

「地域や親族に不信があり、自分が持つ財産に対して不安を抱いている」
「どんなものであっても、処分するということに罪悪感を抱いてしまう」
「地域のコミュニティから疎外されており、孤立感がつのっている」
「収集癖が病的に高まってしまっており、とにかくため込んでしまう」
「捨てられているゴミを見ると、さみしそう・悲しそうと感じてしまい、ついつい自宅へ持って帰ってしまう」

このように、捨てられない、片付けられないという症状の原因は人によってさまざまです。しかし中には、これが精神疾患による症状であるケースも存在します。

精神疾患で捨てられないケース

精神疾患によって片付けができなくなってしまうケースは非常に多いと言われています。以下では、代表的な症状について簡単にご説明します。

その1 統合失調症

まずは統合失調症が原因で、物が捨てられなくなってしまうケースです。統合失調症になってしまうと、周りの人には理解しがたい行動に出るケースが増えます。これは主に、幻覚や妄想に伴う症状と言われています。また、自分の行動や思考がゆがんでいることに気づけない、という特徴もあるようです。そのため、会話がかみ合わなかったりケアレスミスが多くなったりした際、同時に物をため込みはじめていたら、統合失調症が原因かもしれません。

その2 強迫性障害

次に強迫性障害です。主な症状としては、十分きれいになっているのに手洗いを何回も繰り返してしまう、というものがあります。これは、感染への不安が脅迫観念となり引き起こされる行動です。ゴミのため込みも同様で、大事なっものが混ざっているかもしれないとい不安がつのり、何度もゴミの中を点検してしまうことがあるようです。そして最終的に、ゴミ捨てを諦めてしまいます。

その3 注意欠損・多動性障害

次は日本で注意欠損・多動性障害と言われるADHDです。この症状の特徴は「集中力が続かない」「じっとしていられなくなる」というもの。つまり、自分自身の行動がコントロールできなくなってしまうのです。自制心が働かないわけですから、掃除ができなくなっても仕方ありません。その結果、ゴミ屋敷や汚部屋ができあがってしまいます。

その他、何もかもの気力を失ってしまう“うつ”や、高齢者に多い認知症も原因のひとつとして考えられます。

捨てられない!は病気の「サイン」かもしれません]

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「一人暮らしをしている子供の部屋に行ったら、あまりに部屋が散らかっていた」「おばあちゃんが最近、どこからか物を拾ってきてため込むようになった」。こうした事態が起こったら、念のために精神疾患を疑った方がよいでしょう。

前項でご紹介したような統合失調症や強迫性障害、ADHDは、行動に明らかな異変が見つかります。もしも汚部屋やため込みと同時に、おかしな行動を起こしているようなら、早めに専門の機関へ受診させるよう努めてください。

重要なのは早期発見と早期治療

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精神疾患は早期発見と早期の治療が肝心です。そのまま症状を放置しておくと、疾患が深刻化するだけでなく、正常な生活が送れなくなることも。その結果、大きなトラブルに発展することも十分に考えられます。

また、「病院に行こう」と言っても、本人が拒否するケースも多く見受けられます。精神疾患を自覚していない方の場合は「自分を病人扱いしている」と思い込んでしまうこともあり、そのせいで不信感が募り、自分の殻に閉じこもってしまう場合も多いのだとか。こうなると、治療を行うことがより困難になってしまいます。

そのため、一度拒まれたとしても気長に説得することが重要です。ご家族の誰かがこうした症状になってしまった場合は、周りの人間だけが頼りです。これ以上症状を進行させないために、今よりもひどいゴミ屋敷・汚部屋を作りだしてしまわないために。大変な事態かもしれませんが、気長に焦らず、改善に向けた話し合いを続けてください。

まとめ

物をなかなか捨てられなくて、ため込んでしまっている方は世の中に数多くいらっしゃいます。しかし、ゴミ屋敷や汚部屋にまで至るのは、精神疾患に原因があるのかもしれません。この場合は、そのサインを身近にいる方々が見逃さず、適切な手助けをしてあげることが重要です。一刻も早く原因を突き止め、元の生活に戻れるよう手を差し伸べてあげましょう。

 

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木村 哲也

木村 哲也

株式会社イコールヒューマン代表取締役。生活習慣病の権威者である崇高クリニックの荒木裕院長と提携し、主に生活習慣病に関わる様々な情報を広く分かり易く提供中。

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