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糖質は麻薬の一種!?依存の結果、糖尿病になる可能性が!

 2017/03/09 生活習慣病
この記事は約 10 分で読めます。 4,046 Views

多くの人達は歳を取れば、一つや二つの病気になるのは避けられないと考えるのが普通でしょう。

病気になった時、多くの人が「自分は不幸で他の人に比べて悪い遺伝子を持っているためだ」と考えようとするでしょうが、この考え方は正しくありません。

特に日本人が発症しやすい糖尿病や高血圧などは、そのひとの食生活や生活スタイルが病気の発症に起因する生活習慣病です。

生活習慣病は、遺伝的な問題よりも生まれてから病気が発症するまでの生活の仕方が原因で発症します。

つまり、生活習慣病は生活習慣を改めれば予防することができる病気でもあるのです。

健康問題は遺伝子などに関係なく、一般に信じられている栄養に対する誤った考えや、流布している「偽健康神話」を人々が信じ実行するために起きているのです。

典型が、低脂肪・低カロリーダイエットが健康に良いと信じ、その結果「高炭水化物食」(炭水化物中心の食事)である人たちが、いまだに健康被害にあい苦しんでいるのです。

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炭水化物は絶対に必要な食べ物ではない-必須糖は存在しない-

「高炭水化物食」(炭水化物中心の食事)は、全ての年代層でみられるいろいろな病気の原因の一つです。

低脂肪・低カロリーダイエットが健康に良いと信じ、その結果「高炭水化物食」(炭水化物中心の食事)である人たちが、いまだに健康被害にあい苦しんでいます。

本当に体に悪いのは「炭水化物」であることを確かめもせず、「不健康になったのは遺伝的な体質によるもの」と言い逃れをしているのが現状です。

皆なかば自嘲的に、自分の家系が悪いのであり、そのため母親は糖尿病を患っているとか、父親は高血圧で心臓が悪いと言ったりします。

しかし、そうではありません。

糖尿病・高血圧などの老人性疾患は、主に炭水化物の過剰摂取によるものです。

また、炭水化物の過剰摂取は肥満の原因にもなります。

炭水化物は学問的にも明らかなように、毒物と云ってもよいでしょう。

大小様々なメーカが穀類やでんぷん・果物から作られる数々の食品を製造したり、それらを販売する関連企業が巨利を得ています。

スーパーでは、これらの農産物およびそれから作られた商品がフロアーの80%以上を占めているのが現状ですが、これらの製品はいずれも栄養価が非常に低い物です。

炭水化物の食べ物は、生命を維持するうえで「絶対的に必要な物」ではありません。

学校の教科書でも「必須糖」や「必須糖質」、「必須炭水化物」は載っていません。

必須なのは、「必須アミノ酸」と「必須脂肪酸」です。

我々人間の身体は、必要な血糖をいつでもタンパクや脂肪から作ることが出来るからです。

中性脂肪やタンパクが肝臓で処理され、糖が作り出されますがこの作業工程を「糖新生」と呼んでいます。

糖新生過程では、乳酸やアミノ酸および脂肪中のグリセロールが利用されブドウ糖が新生されるのです。

良質なタンパク質を摂取し、糖質制限をした食生活を実施できれば多くの生活習慣病を防ぐことが可能です。

 

徐々に身体を蝕む炭水化物-糖尿病・高血圧・肥満・がん他-

菜食主義の人達は、「炭水化物には体に良いものと悪いものがあり、悪い炭水化物を食べない様にすれば健康でいられる」などと云いますが、全くの嘘で、すべて悪いものです。

その証拠に菜食の人達は、病気が多く寿命も短い事は色々な調査・研究で証明されています。

炭水化物の食べ物は、徐々に身体を蝕んでゆきます。

高炭水化物食(炭水化物中心の食事)を始めてからいろいろな病気が出始めるまでの時間間隔を、「20年ルール(法則)」と呼んでいます。

発症する病気の数・病気の程度や発症するまでの時間は、食事中に含まれる炭水化物の割合によります。

炭水化物中心の食事を、タンパク(必須アミノ酸)と脂肪(必須脂肪酸)中心の食事に置き換えれば、二重の効果で健康になります。

炭水化物中心の食事は次のいずれかの悪影響を及ぼします。

一つは、肥満・糖尿病・高血圧・ガン・胆のう疾患・変性性骨疾患(骨粗しょう症など)・白内障などです。

もう一つは、腸管に対する障害で、腸管漏洩症候群・炎症性腸疾患(潰瘍性大腸炎など)・医学書に記載されている色々な自己免疫疾患(リューマチなど)があります。

これ等の病気は、低体重や消化・吸収力の低下による、ビタミン及びミネラルの不足を招きます。

もっとも避けなければいけない食べ物としては、砂糖・蜂蜜・小麦粉・穀類・豆類・果物・その他でんぷんの多い野菜です。

なかでも「蜂蜜」は純粋の炭水化物で最も悪く、果糖・ブドウ糖・砂糖・マルトース・イソマルトース・マルチュロース・チュラノース・コジビオース・エルロース・パンノースから出来ています。

どうして一般の人達が蜂蜜を非常に身体によいものと信じているのかが不思議なくらいです。

洞窟で生活していた石器時代の人達が、たぶん蜂蜜を食べていたであろうと云う思いから、身体にあった食べ物だろうと云う考えがあるのではないでしょうか。

でも、いずれにせよ、この考えは正しくありません。

生活習慣病を予防し、健康な体を手に入れるためには糖質制限をした食生活に切り替え、タンパク質や脂質をしっかり摂りましょう。

 

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「穀類」はアレルギーを起こしやすい

「穀類」は人間だけでなく、すべての動物に害を及ぼします。

全粒粉パンやベーグルは、一般の人達が考えている様な健康食ではありません。

すべての全粒粉は、「オメガ-6脂肪」を多く含んでいます。

「オメガ-6脂肪」は、炎症性の強い脂肪です。

穀類にはほとんどタンパクが含まれておらず、栄養価値の少ない食べ物です。

そのうえ、農産物の中でも最もアレルギーを起こしやすく、「多発性硬化症・ループス・リューマチ性関節炎など」を誘発します。

これらの病気は、食事で穀類を摂取しない人達には存在しません。

穀物を去勢肥育牛に与えると、脂が乗りますが同時に「腸障害」を起こします。

この様な食べ方を推奨しているのが、アメリカ農水省です。

牛の肥育業者は、わざと太らせるために穀物を与えるのですが、健康問題のため長く肥育しておく事が出来ないので、病気で死亡する前に屠殺します。

脂の乗った牛肉の方が、高く売れ利益が出るからです。

同じことを我々人間がすれば、牛よりももっと酷いことになるでしょう。

牛は本来草食ですが、人間はほぼ肉食だからです。

原始時代の生活では、主として狩猟で捕まえた動物の肉を食べていたので比較的健康でした。

時代とともに穀物を栽培する農耕生活を始める様になると、不健康になり色々な病気に悩まされる様になり、身長・体格も小さくなって行きました。

我々人間の消化器官や消化酵素は、肉食用にデザインされているので、穀類や野菜・果物を食べるのに適していないのです。

胃からはタンパク分解酵素と脂肪分解酵素が分泌されますが、炭水化物の消化酵素は分泌されません。

 

「果糖」はインスリン抵抗性や習慣化のリスクを高める

果物は世間一般に言われている様な、健康に良い食べ物ではありません。

果物に含まれているのは、大部分が「果糖」で、ビタミン・ミネラル・タンパクなどは僅かしか含まれていません。

これらのビタミンやミネラルは、動物(動物性食品)からの方が多く色々な種類が摂れます。

皆さんは甘いソフトドリンクは身体によくないと考えているでしょうが、果物に入っている「果糖」はソフトドリンクの甘味と同じものなのです。

そのため、糖尿病患者には炭水化物だけでなく果糖の摂取も制限されています。

さらに、果汁100%オレンジジュースなどの果糖が多い食品も、糖の過剰摂取に繋がります。

果糖は最も強く「インスリン抵抗性」を起こさせる事が科学的に証明されており、そのうえ「非常に強い習慣性」がある為、例え病気になったとしても簡単に止められないのです。

この「非常に強い習慣性」は、肺癌の患者さんがタバコをなかなか止められないのと同じです。

糖分が多い生活は肥満や生活習慣病の引き金になるので、注意が必要です。

穀物や果物が健康に良いと云う考えは、近い将来、「歴史上の最も醜い嘘」であったと云う事が、さらにハッキリと暴かれ証明される事でしょう。

すべての炭水化物は、消化されてブドウ糖(血糖)となります。

血糖は赤ん坊の代謝活動を盛んにし、その結果、小児で急激に増えている「自閉症」の原因となります。

そうでなければ、糖尿病・高血圧などにつながる「インスリン抵抗性」への階段の一歩を踏み出すことになります。

インスリンは色々なマイナスの副作用があり、「糖化LDL(悪玉)」や「糖化ヘモグロビン」・「糖化タンパク」・酸化多価不飽和脂肪酸のオメガ-6植物脂肪などは、傷付いた血管壁から粘膜下の入り込み、心臓やその他の血管に障害を及ぼします。

高インスリン血症や高血糖の状態になると、神経細胞の外側に糖化したタンパクが蓄積し、「アルツハイマー病」の原因となるのです。

生活習慣病や肥満を改善したいのであれば、果物の摂取についても見直す必要があります。

 

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麻薬より遥かに習慣性の強い「糖中毒」

最近の研究によると、精製された砂糖は麻薬のコカインより「遥かに強い習慣性」があり、現在知られている習慣性の強く有害な物質の一つであると2012年4月TV放映された、CBS News program 60 Minutesで発表されています。

脳神経科学者のエリック・スタイス氏のMRIを使った実験で、糖質の食べ物が止められない人の脳スキャンと、コカイン糖中毒の人の脳スキャンを調べた所、同じ場所が刺激されている事が解ったのです。

驚くべきことに、ネズミに“砂糖水”か“コカイン水”のどちらでも自由に飲める様にして置くと、94%のネズミが“コカイン水”ではなく“砂糖水”を飲む事が解りました。

コカイン中毒を起こしたネズミでさえ、一旦砂糖水を与えられると直ちに砂糖水を飲むようになります。

研究者達は舌の上にある“甘味”を感じる“センサー”が、我々人類が進化を遂げる過程で、現代の様に“甘い物”が無かったので発達して来なかった為ではないかと考えています。

あなたは、一度チョコレートやポテトチップスを食べだすと、一袋を食べ終わるまで止められないことがありませんか?

甘い果物を一旦食べると、次に残しておく事なく食べてしまう事がありませんか?

「おかき」や「あられ」を一度食べだすと、最後まで止まらない事はありませんか?

この様な現象が「糖中毒」(炭水化物中毒)です。

糖中毒になると糖質の摂取を自分でコントロールするのが困難になってしまいます。

糖がたくさん含まれた食品を食べ続けていると、いつしか「糖中毒」になってしまう可能性があります。

そして「うつ」や「不眠」・「登校拒否」・「引きこもり」・「若年性痴ほう症」などの原因になります。

 

まとめ

一般的に知られている栄養に対する情報や考え方の中には、誤ったものや偽情報もあります。

一昔前に比べると、糖(炭水化物)の過剰摂取がもたらす弊害は認知されるようになりましたが、いずれは明確に証明されるでしょう。

糖(炭水化物)には、麻薬よりも強い習慣性・中毒性があります。

カロリー制限ではなく炭水化物を断つことで生活習慣病を予防してください。

「甘い誘惑」にどっぷり浸かってしまわないようにしなければいけません。

世間で流行している「低炭水化物ダイエット」ではなく、崇高クリニックが30年以上前から進めている「断糖食(断糖肉食ダイエット)」を実践するよう心掛けて下さい。

 

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ライター紹介 ライター一覧

荒木 裕

荒木 裕

崇高クリニック院長。
1962年 京都大学医学部卒
1967年 京都大学医学部大学院卒
1968年 大阪北野病院勤務
1971年 アメリカハーバード大学付属 小児病院脳神経外科研修医
1973年 アメリカハーバード大学医学部 臨床栄養学部助教授
1976年 アメリカ国立公衆衛生研究所(NIH)客員研究員
1977年 アメリカサウスカロライナ大学 医学部勤務
1983年 崇高クリニック開設

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