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症状がないから気づかない人多数!実は【隠れ糖尿病】かもしれません

 2015/12/16 生活習慣病
この記事は約 5 分で読めます。 2,500 Views

現代の日本に多くなっているのが生活習慣病である糖尿病です。

自分は大丈夫と思っても、症状が分かりづらいため、自覚のできない隠れ糖尿病があるのです。

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【隠れ糖尿病】とは

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隠れ糖尿病は、病院などの検査により、血糖値が正常だと判断されていても、実際には食後の血糖値が高くなってしまうことです。

糖尿病とは、食後の血糖値が急上昇してしまい、体に害を与える病気のことです。本来ならば膵臓から分泌されるインスリンの働きにより、血糖を体内に吸収することが可能ですが、膵臓の働きが弱いために、血液中の糖の量が多くなってしまうのです。

糖尿病の患者の場合には、空腹時の血糖値が高くなっています。そのため、採血を行うことにより、血中の糖の濃度が高いことを確認することができるため、判断が容易となります。

しかし隠れ糖尿病の場合には、空腹時の血糖は正常な値になっています。そのため、採血を行ったとしても、発見をすることが難しくなってしまうのです。

 

徐々に体を蝕んでいくのが隠れ糖尿病

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隠れ糖尿病は、空腹時の血糖値は正常ではあるものの、食事を行うことにより、血糖値が大きく向上してしまうのです。

食後高血糖は、体内を傷つける大きな原因となります。血糖値の上昇や下降する幅が大きければ大きいほど、体内に負担を与えることになり、血管を傷つけ、様々な合併症を引き起こす原因となってしまうのです。

健康診断では正常な値であり、安心していたとしても、実は徐々に体にダメージを蓄積してしまうことになります。合併症が出るまでは、体感できるほどの症状が引き起こされないため、気づかないまま深刻な状態となってしまう可能性があります。

自分では健康だと思っていたとしても、徐々に体を蝕んでいくのが隠れ糖尿病なのです。

 

早期発見が重要な理由

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かくれ糖尿病は、検査では発見できないけれども、実際には糖尿病であるため、早期発見を行うことが重要になります。高血糖による害は体に蓄積するため、一度進行してしまったら元の状態に戻すことは難しいのです。

症状は徐々に進行していきます。高血糖の状態は、体がだるかったり、眠気を感じたりします。これが長期にわたり続いてしまうと、合併症が引き起こされてしまうのです。

視神経の異常や網膜の異常、心筋梗塞や動脈硬化などが引き起こされてしまうのです。合併症は発症するまでは自覚が無いために、気づいたら手遅れになっていた、という場合が多いのです。

 

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食後血糖値の重要性

隠れ糖尿病の場合においては空腹時血糖値が低状態であるために、発見することが難しいのです。

そのため、食生活や運動などの予防を行うという行動を引き起こすきっかけが無くなってしまいます。早期に発見し、食生活や運動の習慣を身につけることができるのならば、合併症を引き起こす可能性は低くなります。

採血では発見することができず、数値では症状を確認することが出来ません。知らぬ間に進行してしまうことを防ぐためには、食後血糖値を測定する検査が必要となります。これは意識的に行わなければ発見が難しいのです。

通常の検査では、空腹時で行われるために、食後血糖値が分かりません。そのため、その検査の数値に安心してしまい、食後高血糖に気づかず、同じ生活を送ってしまうと、体へのダメージが蓄積してしまうことになるのです。

 

糖尿病を防ぐ食事のポイント

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食事においては大切なことは、糖質の摂取を制限することです。

過剰な糖質は、それだけ体にインスリンの分泌を要求することになります。糖尿病の原因は、膵臓から分泌されるインスリンの分泌量が低下してしまうことです。

インスリンが正常に働いているのならば、食後高血糖は引き起こされません。しかし、長年糖質の多い食事を行っていると、膵臓が疲弊してしまい、インスリンを分泌させることができなくなってしまいます。

その結果、食後高血糖が引き起こされてしまうのです。食後高血糖を防ぐためには、何よりも糖質の摂取量を制限することです。

 

糖尿病を防ぐ食事の注意点

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栄養バランスの整った食事を行うことは大切ですが、糖尿病に限らずしっかりとタンパク質と脂質、ビタミン、ミネラルなどの必須栄養素を摂取することが重要です。

また、食物繊維の中には、糖の吸収を緩やかにすることができる種類もあります。緩やかに体に吸収されていくのであれば、食後の血糖値の急上昇を防ぐことができるため、体への負担を軽減することが可能になります。

アルコールを控えることも大切です。お酒には糖質が多く含まれている種類もあるため、内臓に負担をかけてしまいます。

またお酒を飲用することにより、食欲が出てきてしまいます。これにより、過剰な量を食べてしまうことになります。

お酒の糖質に加え、食欲の増進により、糖を大幅に摂取してしまうことになるのです。そのため、出来る限りアルコールを控え、膵臓の負担を軽減することが望ましいです。

 

まとめ

隠れ糖尿病や予備軍は空腹時の検査では発見することが難しいため、食後血糖値を測定してもらうことが早期発見につながります。

また予防のポイントとしては、糖尿病の自覚症状が無い場合でも、普段から食生活に気をつけることが大切です。

食事の栄養バランスに気を付けるということは、糖尿病だけではなく、あらゆる病気の予防になります。

 

▼糖尿病を徹底解説!血糖値・インスリン・糖尿病合併症・糖尿病専門医・食事療法の記事まとめ

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ライター紹介 ライター一覧

木村 哲也

木村 哲也

株式会社イコールヒューマン代表取締役。生活習慣病の権威者である崇高クリニックの荒木裕院長と提携し、主に生活習慣病に関わる様々な情報を広く分かり易く提供中。

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