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知っておきたい癌の基本 【ステージ】とは

 2016/02/21 生活習慣病
この記事は約 5 分で読めます。 4,155 Views

癌は恐ろしい病気ではありますが、告知と同時に余命何ヶ月という宣告を受ける人もいれば、治療して何十年も生きる人もいます。その違いの鍵になるのが、癌のステージです。

癌のステージとは

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よくメディアやドラマで耳にする、癌のステージ、病期という言葉にはどんな意味があるのでしょう。

癌の特徴を示す指標はたくさんあります。できた場所、その広がり方、病理検査等で詳しくわかるがん細胞や組織の性質などです。これらの客観的な指標を組み合わせることで病気は決まります。

病期は癌の種類によっても違いますし、同じ癌でもさらに細かく分類されたり、判定方法が治療の前と後で違ったりと、経過やその分類目的でも異なる、固定的なものではないと言えます。一度告知されたステージでも、その後変わる可能性があるということです。

では、ステージで分ける目的はどこにあるのでしょう。それは、最適な治療を選択するためと言えます。ある人には有効でも、それが他の人にも当てはまるとは限らないのがこの病の難しいところです。

病期を知ることで、治療の目安を大まかに予測することができます。そのまま手当てせずに放置するとどうなるのか、同じ病期の患者がどんな療治を行い、その結果どうだったのか、またどんな副作用があったのかを知り、自分に当てはめ、役立てることが容易になります。

癌は身近な病気です。自分の周りにはがんになった人がいない、という例は極めて稀なはずです。

今までの手当ての内容が多く蓄えられているので、それらを利用して病に立ち向かうことができるのは現在の我々の大きな武器であると言えます。ステージごとにどんな薬が有効なのか、どんな手当てが最も効果的なのかは違います。

ステージは0~4までの5段階

癌のステージには0から4の5つの段階があります。数字が大きいほど症状が重いと言えます。

ステージ0

まず0はがん細胞が上皮細胞内にとどまり、リンパへの転移がない状態です。いわゆる上皮がんと言われる段階で、この診断ではがん保険が適用されない場合も多く、それ位程度は軽いと言えます。

ステージ1

次の1は、腫瘍が少しだけ広がっているという段階です。ただ筋肉の層までしか達しておらず、リンパ節への転移も無いと言う状態です。

ステージ2

その次の2になるとリンパ節への転移はしていないが、筋肉の層を超えて少し広がっている、または、腫瘍の広がりは無いものの、リンパ節へ転移が見られるという状態のことを言います。

ステージ3

次がステージ3です。3になると、腫瘍が深く浸潤していて、リンパ節へも転移をしているという段階になります。

ステージ4

ステージ4になるとさらに深刻度は増し、はじめに腫瘍ができた原発部位だけにとどまらず、離れた他の臓器、器官に転移が見られるという段階です。

この数字が小さいほど、長く生きられる可能性は高くなります。よくその名前を聞く5年生存率も癌のステージが0や1であればほとんどの癌で8割から9割あります。しかしこの割合はステージが進むほど悪くなり、3や4では5年生存率は大きく下がります。

また、例えばステージ1で手術をし、取り除けたように見えても、わずかにリンパ節に残った細胞が広がっているのが見つかれば病期は2や3になることもあります。リンパ節への転移の有無は、その後を大きく分かつターニングポイントになります。

ステージの判定から治療方法を決定

癌のステージ、病期は、大きさやリンパ節への転移の有無、他の臓器への転移の有無で決まりますが、この病期や、患者の病状で治療方針は検討されます。最終的には、年齢や全身の状態、どのような手当てを望むかという患者の希望なども考慮に入れて十分な相談の上で決定されます。

療治法は、手術や放射線などで特定の部位を狙って行われる局所療法と、抗がん剤に代表される全身に広がったがん細胞に対して手当てを行う全身療法があります。

局所療法は特定の部位に高い効果を発揮しますがそこ以外にがん細胞がある場合は体の中に残ることになるというデメリットもあります。逆に全身療法では体のいたるところに効果が見られますが、一部を除き、癌を根絶するには至らない療法と言えます。

実際の療治法を胃がんを例にとって見てみます。

ステージ1の胃がんでは、内視鏡によって部位を取り除く方法をとる場合が多いです。手術と同様の効果を上げることができ、体への負担が少ないことが理由です。

ステージ2や3では手術が中心です。まず手術の可能性が検討されます。

ステージ4になると多くの場合、化学療法が行われます。その状態に応じた、体の負担を減らすために副作用の少ない抗がん剤を使ったり進行した癌に対する痛みや気分の悪さを和らげる手当てやケアを重点的に行います。

以上のように、ステージに応じた特定の治療法を選択したり、あるいは組み合わせたりしながら患者に最適な療治が検討されていくのです。

まとめ

癌は珍しい病気ではありません。むしろ我々に身近な存在の病と言えます。誰でもかかる可能性があるこの病気を知ることは、自分だけでなく、周りの人のことを考えてもプラスになるはずです。

そして、癌を知る上で、ステージへの理解は必須です。正しい知識を得ることで、自分のために、そして大切な誰かのために備えましょう。

 

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木村 哲也

木村 哲也

株式会社イコールヒューマン代表取締役。生活習慣病の権威者である崇高クリニックの荒木裕院長と提携し、主に生活習慣病に関わる様々な情報を広く分かり易く提供中。


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