血圧とは
血圧とは、心臓から送りだされた血液が通る動脈の内壁を押す圧力です。心臓の筋肉がぎゅっと縮まる収縮期の圧力と、心臓の筋肉がもっとも広がった拡張期の圧力を測定し、正常値の範囲に入っているかどうかを調べます。
人の正常値は収縮期が130mmHg未満、拡張期が85mmHg未満とされていますが、血圧は体格や性別など本人の体質や摂食や運動、喫煙などの行動、気温や緊張や恐怖を感じる環境などの外的要因によっても変わるものなので、一度の測定では判断できないものです。血圧が正常に保たれていないと、身体にとって悪い影響が現れてきます。
生活習慣病として注目されている高血圧症は、正常範囲を超えた血圧が維持された状態で、それ自体では自覚症状がないことも多いのですが、虚血性心疾患、脳卒中、腎不全などを引き起こす危険があります。原因はまだよくわからないことも多く、本態性高血圧と呼ばれ、遺伝や高齢化などが推測されています。
それに対して原因のわかっているものを二次的高血圧といい、塩分の摂り過ぎや脂肪の摂りすぎなどのまちがった食生活、喫煙、運動不足、ストレスなどがいわれています。この場合は、わかっている要因を取り除くことが、予防にも治療にも重要になってきます。
また、常に正常範囲を下回る血圧の状態になる低血圧症は、だるさや倦怠感、めまいなどさまざまな症状があらわれ、日常生活に支障をきたすことになります。こちらも原因の特定されない本態性と何らかの原因がある二次的があり、二次的の原因としては循環器や内分泌系の病気などが考えられます。低血圧以外の異常が見られない場合は、特に治療せず、不快を取り除く対症療法が行われる場合が多くあります。
▼高血圧を徹底解説!血圧・血管・塩分・高血圧合併症・高血圧治療薬・食事療法の記事まとめ
▼【ベストセラーを無料プレゼント中!】今すぐに高血圧を改善したい!3日で血圧を下げる方法