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肉食は本当に危険なの?肉や魚はビタミンやミネラルなど必須栄養素の宝庫

肉食や超低炭水化物食については様々な誤解や偏見、偽神話が流布されています。

・肉食では必要栄養が摂れない
・動物脂肪は心臓疾患や癌の原因
・炭水化物は健康によく、エネルギー源として大切
・食物繊維は健康のために必要不可欠
・赤身肉は健康によくない
・コレステロールは心臓・脳血管疾患の元凶

これらは医師や栄養学者と称する人達からも聞かれるため、世間一般的には常識のように扱われ、疑いの目を向ける人は少ないでしょう。

ですが、果たしてこれらはどこまで信用できる話なのでしょうか?

これらの説に従った食事を続けている人たちは、病気や体調不良に悩まされることなく健康な日々を送っているでしょうか?

治療や薬のために時間を使ったり出費をすることなく、大切な人と過ごしたり好きなことをできているでしょうか?

どんな分野にもおいても様々な見解はあります。
それは健康や食事においても同様です。

ただ、私たち人間の体が「食べ物」でできていることは揺るがない事実です。

もしも今の食事や生活習慣で病気や体調不良に悩まされているのなら、「みんなが言うから」「医者が言うから」と無条件に受け入れるだけでなく、「常識」や「習慣」を見直してみることで何かが変わるかもしれません。

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偽神話 その(1)肉食では必要栄養が摂れない

必須脂肪酸

多くの人達は、超低炭水化物・高脂肪ダイエットで有名な“アトキンス・ダイエット”は、炭水化物の食事全体に占める割合を60%とする、アメリカ(日本もアメリカに倣って同じ)の食事指針に適合していないから、必要栄養が満たされていないと考えています。

元々アメリカの食事指針は、菜食主義の人達によって作られたものです。

医師のネーサン・プトリキンとアメリカ上院議員のジョージ・マックガバンが共謀して菜食主義者達を抱き込んだのです。

この食事指針には、何等の科学的・学問的根拠もありません。

動物性食品を多くの人が食べない様にする為の、まやかしの栄養計画だったのです。

農産物に比べ動物性食品は数量が少なく貴重だから、なるべく一般の人達に食べさせない様にする策略だったのです。

その結果はどうでしょう。

見事に心臓疾患や癌・骨粗しょう症・腸疾患など、医学書に記載されている多くの病気の急激な増加に繋がったのです。

食事指針は、栄養ガイドブックに従っている事は明らかです。

栄養ガイドブックに従って、食事指針に示されている2,000カロリーの食事を入力すると、見事に要求される栄養が達成されている事が解ります。

ところがこれは全くの嘘なのです。

アメリカ医薬食品局(USFDA)が推奨する一日の栄養必要量には、シッカリとした科学的な根拠がないのです。

EPAやDHA・オメガ-3脂肪酸は、一般的に魚油と呼ばれていて、我々の身体にとっては必須の栄養素です。

しかし、アメリカ医薬品・食品局が定める栄養指導書には、これ等の記載がありません。

食品のパッケージを見てみても、飽和脂肪量は記載されていても、EPAやDHA等の脂肪酸は書かれていません。

アメリカの栄養学者は上述の政府が掲げる間違った栄養指導を、何等の学術的な証拠もなしに賛同しています。

彼らの主張は、明らかに嘘や間違った理論に基づいてされているのです。

原始的な生活をしている人達の公正な調査・研究や、低炭水化物ダイエットで生活習慣病がよくなる事からも、栄養学者の云う理論が正しくない事がハッキリするでしょう。

たとえば、栄養学者は新鮮な牛肉にはビタミンCは全く入っていないと云っていますが、その様なことはありません。

ビタミンCの欠乏は、壊血病(血が止まらなくなる等の病気)になる事が医学的にはわかっています。

このことから、栄養学者や厚生省発行の書物には、壊血病を予防するために、絶対的に野菜や果物を食べなければならないと書かれています。

でも、この様な主張が嘘である事は容易に証明できます。

イヌイット(エスキモー)の人達は何世紀にもわたり、アザラシや北極熊・カリブー・キツネ・オオカミ・フクロウ・クジラその他色々な魚の生肉や脂だけで暮らして来ていますが、壊血病もなく極めて健康で何等の問題もなく生活しています。

1990年代の初め頃10年間くらい彼らと生活を共にし、同じ食べ物を食べて過ごした一人の白人(ステファンソン博士)がいましたが、彼は健康で壊血病にもなりませんでした。

この事からも、壊血病は人種とは関係ない事がわかります。

事実、捕鯨船の乗組員は、新鮮な肉を食べて壊血病の治療をしていたのです。

新鮮な生肉からは、全ての栄養素が摂れます。

健康の為には、一回につき少なくとも3~4種類以上の食品を食べないといけないと云われますが、科学的な根拠に基づかない非科学的な作り話に過ぎません。

食品成分表に書かれているビタミン・ミネラルの量は、ほとんど信用できません。

野菜・果物のビタミンは大いに叫ばれていますが、肉類に関しては完全に無視された状態です。

赤身肉や家禽類・魚やシーフードは、ビタミン・ミネラル・必須脂肪酸・必須アミノ酸の宝庫です。

肉は人間の身体に必要な、全ての栄養を含んでいます。
いわば完全食です。

特にビタミンB12は肉類にしか含まれていません。

探検家達が北米大陸の平原部で見たインデアンやアラスカのエスキモーの人達は、完全な肉食にもかかわらず極めて健康な生活を送っているのに感心させられたのです。

カナダ北部マッケンジー川の三角地帯に暮らすエスキモーの人達は、サケやカリブー・アザラシだけを食べていました。

北アメリカ平原部に暮らすインデアンの人達は、主にぺミカンと呼ばれる野生牛の乾燥肉を細かく刻み、1対1の割合で溶かした動物脂肪と混ぜたものを食べていたのです。

脂肪の半分は柔らかい内臓脂肪で、他はやや硬い皮下脂肪を使っています。

この様な食事をしている子供達は、タフで頑健で何一つ病気もせず成長します。

色々な書物に書かれている様に、インデアンの食べ物は赤身肉である記載は間違いで、総カロリー量の80%は脂肪から得ているのです(ケトンダイエット)。

ハドソンベイカンパニィー(毛皮猟師の会社)とノース・ウエストカンパニー(毛皮販売会社)は、インデアンからぺミカンを購入し毛皮猟師に供給していたのです。

後になりアメリカ政府はインデアンを居留地に移動させ、肉の代わりに穀物や小麦粉・砂糖を与えたのです。

アメリカ政府により配給された高炭水化物の食品により健康が損なわれ、肥満・糖尿病・心臓病・癌などの病気が多発する様になり現在に至っているのです。

1906年、医師であり北極探検家のステファンソン(Vilhjalmur Stefansson)と友人のカース・アンダーソンは、カナダ北部のエスキモーの人達と数年間、生活を共にしました。

北極熊・カリブー・アザラシ・魚やアザラシの脂だけを食べる生活を送ったのです。

最初のうちは、どの医師も栄養学者も、その様な事は不可能だと云っていました。

エスキモーの人達の食事は、炭水化物ゼロ・食物繊維ゼロですが、便秘もなく極めて健康です。

実際に、虫歯は一本もなく、心臓疾患・癌も全くなく、骨も極めて丈夫です。

この様な食生活で本当に健康に過ごせるのかどうかを証明するため、一年間、多くの人の監視のもとニューヨーク・コロンビア大学の付属ベルビュー病院で、肉と脂だけの食事を続けたのです。

一年後の全ての検査で、全く異常は見つかりませんでした。

数百年間、カナダ北部の氷上で冬を過ごしているエスキモーの人達は、冬の期間中は厚い氷に開いた穴から顔をのぞかせるアザラシを捕獲して暮らして来たのです。

人も犬も100%アザラシの肉と脂で生活をしていました。

その食事カロリーは、脂から80%、タンパクから20%と云う割合で、炭水化物のカロリーはゼロです。

そうかと云って、血糖値に問題は全くなく、低血糖を起こす事などあり得ませんでした。

脳にも心臓・その他いずれの臓器にも、食事として炭水化物を摂る必要性はありません。

血糖はタンパク・脂肪から身体で作ることが出来るからです。

ロバート・ファルコン・スコットは、イギリス海軍将校で南極探検家でしたが、彼は南極点に到達できず、ロナルド・アムンゼン隊に先を越されてしまったのです。

スコット隊は何とかベースキャンプ(設営基地)まで帰還しようと試みたのですが、ロス・アイス・シェルフまで来た時点で死に絶えました。

当時の南極探検家の中では、最も有名な探検家でした。

スコット隊が死んだのは、携行した食事が間違っていたのだと云われています。

彼らが携行した食べ物は、イギリス本国で加工された塩入り肉でした。

彼等が携行した赤身加工肉は、脂肪分が殆どなく大変なエネルギー(カロリー)を必要とする南極探検には向いていなかったのです。

新鮮な肉に含まれるビタミンCは、加工する間に無くなってしまいます。

その反対に、アムンゼン隊は北アメリカ平原に暮らすインデアンと同様な、赤身肉と脂を50%:50%の割合で混ぜたものを携行していたのです。

 

偽神話 その(2)動物脂肪(飽和脂肪)は心臓疾患や癌の原因

niku_sakanaこの偽りの話は広く流布していて、人々は何の疑いもなく信じています。

1900年代のアメリカ人は、大量の動物脂肪(牛脂)やバター・ラードを食べていましたが、心臓疾患や癌は無かった事が少し調べればわかります。

菜食の人達は肉や脂を食べると、心臓疾患の原因とされるコレステロールが増えると云う作り話を広めようとするのです。

他の調査・研究では、閉経前の女性があまり動物脂肪を食べると乳癌になると云う不確かな報告もあります。

これ等の調査・研究では、炭水化物の摂取量を全く考慮に入れていないのです。

一方の国は沢山の動物脂肪を食べるのである種の癌が多くみられ、もう一方の国ではそれほど動物脂肪を食べないから癌が少ないと云う報告がありますが、この報告が信じられないのは脂肪以外の炭水化物の摂取量の大きな違いが全く調べられていない事です。

例えばフランス人はアメリカ人に比べ、沢山の脂肪を摂りますが心臓疾患はアメリカ人の三分の一にしか過ぎません。

フランス人がアメリカ人に比べ健康なわけは、沢山の動物脂肪は食べても炭水化物はアメリカ人ほど食べないからです。

フランス人はチーズを沢山食べますが、チーズには炭水化物はありません。

動物脂を忌み嫌うのは、菜食主義の人達は動物を殺傷することを宗教的に禁じられている為です。

また、食用油の生産者は、製品を売ろうとして動物脂を食べさせない様にすることです。

菜食主義者達が流布させた嘘・偽りにより、肥満・糖尿病・炎症性大腸疾患・心臓疾患・癌などが急激に増加しましたが、低炭水化物・高脂肪・肉食の社会ではこの様な現象は見られません。

40年以上に及ぶ間違った、高炭水化物・低脂肪ダイエットの結果、何百万人に及ぶ病死や体調不良での苦しみが続いてきたのです。

食用油生産企業により、コーンオイル・大豆油・ベニバナ油・ひまわり油・綿実油などの多価不飽和オメガ-6油が大量に生産されています。

この様な油は最近の食べ物中に増えているオメガ-6脂肪酸と相まって、心臓病や癌の主な原因になっているのではと考えられています。

オメガ-6脂肪酸は炎症性があり、自己免疫疾患(リューマチ・ループス・クローン病・多発性硬化症・線維筋痛症・過敏性大腸症候群・炎症性大腸炎・その他)の原因となる事が解ってきています。

スェーデンでの研究・調査によると、閉経後女性に見られる乳癌では、赤身肉や魚の飽和脂肪やオメガ-3脂肪酸を摂取している女性で少なく、オリーブ油のオメガ-9で1価不飽和脂肪酸や穀類・種子・ナッツ類に含まれるオメガ-6多価不飽和脂肪酸を摂取している女性で多い事が示されました。

スェーデンの調査・研究結果は、菜食主義者や炭水化物食品メーカーが主張する偽りの作り話とは正反対である事が証明されたのです。

飽和脂肪酸タップリの牛肉・羊肉・豚肉は、極めて健康に良い食べ物なのです。

 

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偽神話 その(3)炭水化物は健康によく、エネルギー源として大切

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炭水化物は必須栄養であると云う虚言は、長年にわたり繰り返し健康本やダイエット本などで喧伝されてきました。

炭水化物は神代の昔から、必須栄養すなわち絶対に食べないとダメな物ではありませんでした。

栄養学者や医師と称する人達は、身体が必要とするエネルギー(カロリー)を得る為には絶対に炭水化物の物を食べなければならないと云います。

でもこれは、科学的な証拠もない、全くの嘘・神話に過ぎません。

飢えをしのぐ為にやむを得ず多少は食べたでしょうが、それ以外の時は我々人類はほぼ400万年間食べていません。

肉食に反対の菜食主義者は、炭水化物には食べてよい物と悪いものがあるのだと言い訳しますが、全くの嘘です。

全ての炭水化物は健康にとって害毒であり、糖尿病・高血圧・癌など全ての老化に関係する病気の原因となります。

嘘を本当の様に見せ掛けるための研究は簡単で、基本を高炭水化物食にしておいて飽和脂肪の量を変えて行くだけで、どの様な結果でも作り出せると云う事です。

たとえば、高中性脂肪・高コレステロール血症などです。

本当の原因は高炭水化物であるにもかかわらず、飽和脂肪の所為にしようとするのです。

低炭水化物・高脂肪食にすれば、コレステロールは正常になります。

動物脂肪は我々の健康な細胞を作る為には絶対に必要な栄養です。
動物脂肪=飽和脂肪は身体を作っている細胞膜を頑丈なものにし、細菌や活性酸素などから守るのに絶対必要です。

「世間では脳の働きにはブドウ糖が絶対必要である」と云う全く学問的根拠のない偽・作り話が広まっています(医療機関でも云われている)が、ブドウ糖はタンパクや脂肪から作ることが出来るので食物として摂るものではありません。

我々の身体はタンパク・脂肪からブドウ糖を作り出す糖新生と云う作業により、血糖値を24時間正常値(60mg~109mg)に保つように出来ています。

腸内細菌の一部は未消化の炭水化物を食べ、腸内ガスを発生し腹部膨満(お腹が張る)症状が起きます。

炭水化物や野菜などの食物繊維で成長するのは、主に悪玉大腸菌で、ガスや毒素を作り出し、腸管を傷つけ炎症を起こし腸管漏洩症候群の原因となります。

この様な結果を防ぐ為、それ以上の炭水化物が入ってこない様にする為、便秘になるのです。

発生した毒素が血流に乗り全身に運ばれ、結果リュウマチや色々な自己免疫疾患を引き起こします。

 

偽神話 その(4)食物繊維は健康の為必要不可欠

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「食物繊維は欠かす事の出来ない物である」と云う偽りの話が世間一般に広く受け入れられ、低炭水化物ダイエットを推奨している人達までが、この嘘の考えを信じているのが現状です。

食物繊維の必要性を強調する人達は、自分達が低脂肪・高炭水化物ダイエットによる便秘・下痢症状に常に苦しめられています。

食物繊維は腸管内の食物残渣のボリュームを増やし、それにより腸管運動を刺激し移動を促進させる働きがあると主張しています。

しかし炭水化物や野菜繊維は、悪玉腸内細菌の成長を促進し、腸の働きに重大な悪影響を及ぼします。

悪玉菌は腸管壁を傷害しますが、なかでもカンヂダ菌の様なカビは腸管壁に穴を開け、リューマチや喘息・クローン病などの自己免疫疾患の原因となる、「腸管漏洩症候群」を引き起こしたりします。

腸管漏洩症候群では、小腸絨毛の上皮細胞が炎症を起こし、毒素や未消化の代謝物が小腸壁を通過し血管に入ることによって起きる症状を云います。

結果として、肝臓障害やリンパ機能・免疫機能の障害に繋がります。

喘息・食物アレルギー・慢性鼻炎・湿疹・蕁麻疹・片頭痛・過敏性大腸炎・真菌症・線維筋痛症・リューマチ・子宮筋腫・慢性疲労など、様々な障害に繋がるのが腸管漏洩症候群です。

アメリカではパスタ等の炭水化物過剰により、数十年前より流行が叫ばれていますが、日本でも最近になり野菜信仰により急激に患者数が増えています。

「毎日、便通がないといけない」と云うのも学問的根拠のない物です。

慢性便秘や慢性下痢は、野菜や高炭水化物ダイエットにより増えすぎた腸内のカビや悪玉菌から身を守る為の防御反応なのです。

便秘を治そうと医師に言われるままに、野菜の量を増やせば増やすほど便秘がひどくなります。

低炭水化物・野菜なしのダイエットにすれば、便通は毎日ないし2~3日に1回の通常状態に戻ります。

野菜の繊維はビタミン類やミネラル類なかでも、カルシウムを吸着し排泄してしまうので、骨が脆くなる骨軟化症を引き起こし、骨折の原因となります。

イースト菌や色々な悪玉菌は、我々の腸では消化する事の出来ない野菜繊維を、腐敗・発酵させる事によりアルコール・肝障害を起こすアセトアルデヒド・乳酸・酢酸やその他の有害な化学物質を産生します。

腸内ガスは未消化の炭水化物や野菜繊維を、腸管内の腐敗・発酵菌が処理した結果発生したものです。

多くの消化器医が推奨する“野菜繊維説”は、約半世紀前しばらくの間アフリカで医療に従事していた若いイギリス人外科医デニス・バーキットの間違った宣伝に騙された為です。

彼は本当の調査・研究もせず、ただ何となく勤務中に見聞きした、アフリカ人は食物繊維の豊富な大麦を食べているから、胃腸が丈夫で癌もないのだと言いふらしたのです。

その当時アフリカで医療に従事していたアーノルド・シュバイツアー博士(ノーベル賞受賞)をはじめとする多くのヨーロッパの医師たちは、アフリカ人は動物のみを食べ大麦は飼料として利用していたと云っています。

アフリカ以外の未開の土地や、ほぼ1年中雪や氷に閉ざされた土地に暮らす人達は、穀物・野菜・果物など食べませんが、腸疾患や大腸癌などは見られないとウエストン・プライス博士夫妻が著書に記載しています(Nutrition and Physical Degeneration)。

現代の殆どの医師や栄養学者は、ウエストン・プライス博士が世界中の民族を調べた膨大な研究を無視し、野菜や穀物の繊維は大腸癌を防ぐなど無責任な考えを広め続けています。

かつてはそんなに食べなかった野菜や果物を、多く食べる様になった日本で特に女性の間で大腸癌が急増している現実に目を向けようとしないのが現状です。

 

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偽神話 その(5)牛・羊・豚の赤身肉は健康によくない

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牛・羊・豚肉は健康によくないと云う、全く医学的・栄養学的根拠に基づかない偽神話が広く世間に流布していますが、本当は全く逆の事が云えるのです。

天然の脂肪を含む赤身肉は、健康に良く病気からの回復にも大いに役立つものです。

我々人類の消化器系は、多少の炭水化物も食べられますが、主に肉を食べる様に出来ています。

「歯」でみると肉を切り刻む“切歯”が主で、畑の物を噛み砕く“臼歯”は奥歯として少しあるだけです。

そのうえ、野菜の様な葉物をすり潰す動きは“顎”の形態から考えても不可能です。

さらに、胃からはタンパク及び脂肪分解酵素は分泌されますが、炭水化物を消化する酵素は分泌されません。

たしかに、小腸では炭水化物消化酵素も分泌されますが、十分でなくその大半は其の儘大腸まで運ばれ、そこで腐敗・発酵処理されるのです。

北米の大平原に暮らすインデアンは、野生のバッファローの赤身肉を食べ極めて健康な生涯を過ごす最も良い例です。

彼等はバッファローの赤身肉を乾燥させ細かく切り刻み、溶かしたバッファローの脂と1:1の割合で混ぜ合わせた“ぺミカン”を作って食べていたのです。

脂肪の割合は、カロリー計算では70%になります。
タンパクは30%で、炭水化物・繊維は0%です。

“ぺミカン”は長期保存が出来る完全栄養食なのです。

インデアンやヨーロッパ人北極探検家達は、脂肪分が多いバッファローの舌を好んで食べていました。

インデアン達は白人達から小麦粉製品を分け与えられるまでは、極めて健康でした。

現在アリゾナに暮らすピマ・インデアンは、糖尿病発症率および肥満が世界一ですが、彼等本来の食事に戻せば健康になる事も証明されています。

1933年ウエストン・プライス博士は著書「Nutrition and Physical Degeneration」で、ロッキー山脈の東部に暮らす北部カナダ・インデアンは、ヘラジカやトナカイの群れを追いかける狩猟生活でほぼ完全な肉食で非常に健康でした。

一方最近の研究結果から、サラミやベーコン・塩漬けハム・ホットドックなどの加工肉を沢山食べると、大腸癌の発症率が50%上昇することが解りました。

 

偽神話 その(6)コレステロールは心臓・脳血管疾患の元凶

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この偽神話は未だ消え去る事なく流布されています。

それは高コレステロール薬や血液検査・受診による、裏に隠されている莫大な利益追求姿勢がある為です。

心臓疾患患者の半数は、コレステロール値が正常です。

心臓疾患に強く関係するのは、HDL-コレステロール(善玉)が少ない場合で、総コレステロールが低い人に見られます。

血液コレステロールの約80%は常時「肝臓」で作られていて、「食事」中のコレステロールは影響がないと云えるでしょう。

低コレステロール血の場合、脳出血・胆のう疾患や色々な癌の危険性が増します。

多くのアメリカの著名な学者達は、心疾患に脂肪ダイエットが関係していると云う考えは間違っている事を指摘しています。

アメリカ人に心筋梗塞などの心臓病が増えだしたのは、動物脂肪を減らし代わりに炭水化物を増やす様になってからだと云っています。

著名な科学者ジョージ・マンは、動物脂肪が増えると心臓疾患が増えると云う説は、アメリカ医学史上最大の詐欺であるとまで云っています。

 

まとめ

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生活習慣病の原因として枕詞のように言われるのが「食の欧米化」であり、肉食です。

ですが、スーパーで食品を買っている人の買い物かごを見てください。
みんな肉や魚ばかり買っているでしょうか?

あるいは、どこの食卓でも毎日、毎食、肉や魚ばかり食べているでしょうか?

様々な理論や見解があるのは当然ですが、基本的には、そして最終的には自分の体は自分で守るしかありません。

「みんなが言うから」「医者が言うから」と無条件に受け入れるだけでなく、「常識」や「習慣」、「思い込み」を見直すことができれば世界は広がるでしょう。

 

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ライター紹介 ライター一覧

荒木 裕

荒木 裕

崇高クリニック院長。
1962年 京都大学医学部卒
1967年 京都大学医学部大学院卒
1968年 大阪北野病院勤務
1971年 アメリカハーバード大学付属 小児病院脳神経外科研修医
1973年 アメリカハーバード大学医学部 臨床栄養学部助教授
1976年 アメリカ国立公衆衛生研究所(NIH)客員研究員
1977年 アメリカサウスカロライナ大学 医学部勤務
1983年 崇高クリニック開設

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