血糖値とは
血糖値とは、血液中のブドウ糖の濃度の値を指します。
体にとって欠かせない栄養素の一つである糖質は、穀類や果物などから摂取されてグリコーゲンに体内で変わり、更に肝臓や筋肉でブドウ糖に変化して血液中に入り、血液に乗って全身に運ばれエネルギー源として使用されます。この血糖値は高すぎても低すぎても体に不具合をもたらしますので、体には値を正常値に保とうとする働きが備わっています。
高すぎる場合にはインスリンが分泌され、低すぎる場合にはアドレナリンなどのホルモンが働きます。食事のあとは血糖値が上がりますが、インスリンの働きによって通常値に戻ります。このときインスリンが分泌されなかったり機能しないなどといった場合、高血糖の状態となってしまい、血液が濃くなって脱水症状になるほか、糖尿病や心筋梗塞といった重大な病気にかかるリスクが高まります。
一方で空腹状態で激しい運動や労働を行うと血糖値が通常より大幅に低い低血糖の状態に陥ります。集中力が低下して落ち着きがなくなり、頭痛やめまいといった症状が現れます。重症化すると昏睡状態に陥ることもあります。スナック菓子や炭酸飲料の摂り過ぎの場合、膵臓に疲労がたまって過剰反応など機能の障害が起こります。必要以上のインスリンを分泌してしまうことで値が下がり続けてしまい、低血糖症を引き起こします。
このように血糖値は高すぎても低すぎても体に障害を起こします。予防するためには、バランスの取れた食事を摂ることや適度な運動を心がける必要があります。
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