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咽頭がん患者の9割は喫煙者!?がんとタバコの関係

生活習慣病という言葉を聞いたことはないでしょうか。

生活習慣病とはその名の通り生活習慣によって引き起こされる病気であり、脳卒中や高血圧、糖尿、がんなどが代表的です。

今回は生活習慣病の中のがんに要点を置き、予防をするためにはどうするべきかを考えていきたいと思います。

また、たばこが原因で発生するがんの1つである咽頭がんについてご紹介いたします。

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のどにできる「咽頭がん」

咽頭がんとは、いわゆる「のど」にできた悪性腫瘍のことを指しています。

そもそも咽頭とは鼻の奥から食道までの部位をいい、筋肉と粘膜で出来ている約13cmの管のことです。

咽頭は上咽頭、中咽頭、下咽頭と部位ごとに分けられていて、それぞれに発生する悪性腫瘍の部位によって「上咽頭がん」「中咽頭がん」「下咽頭がん」に分かれています。

咽頭がんの原因の9割が喫煙によるものとされており、咽頭がんは喫煙が大きく関係してくるがんといってもいいでしょう。

また、それぞれの部位によって、治療法などが異なってくるので、ご紹介していきます。

 

上咽頭がん

<部位>

鼻腔奥から口蓋垂までの部位

<症状>

局所の症状としては出現しにくく、近くの臓器である耳や鼻、頭蓋底などの障害で症状が現れ発見されることが多いです。

具体的には難聴や耳閉感、鼻出血、鼻詰まり、嚥下困難などがあります。

また、リンパ節にも転移しやすく、頸部リンパ節が腫れ、発見されることがあります。

<診断>

細胞診により確定することが多く、検査方法としては内視鏡で鼻から粘膜組織を採取する場合がほとんどです。

また、上述しましたがリンパ節転移もしやすいがんになるので、画像検査で転移の有無についても総合的に診断されることになります。

<治療>

上咽頭がんは外科的治療が行われるようなことはほとんどありません。

浸潤も認められステージによってまれに外科的治療を選択する医師もいますが、ほとんどの場合、放射線治療が第一選択になります。

それと併用して化学療法を行って治療をする場合もあり、また早期に発見され転移の可能性がないなどの条件によっては放射線単独で行うこともあります。

<予後>

5年生存率は放射線単独の場合、40%前後です。

化学療法を併用している場合、50%以上の生存率が確認されています。

 

中咽頭がん

<部位>

口蓋垂から喉頭蓋あたりまでを指します。

<症状>

中咽頭は目で見たり触ったりできる部位です。

そのため腫瘍を確認できることも多くあります。

腫瘍が大きくなっていき嚥下困難が出現する疼痛、出血などで発見されることが多い疾患です。

<原因>

中咽頭がんの9割近くが飲酒と喫煙によるものといわれています。

<診断>

細胞診で確定診断がつきますが、中咽頭がんの9割が扁平上皮がんといわれています。

また、中咽頭は食道にも近く転移の可能性や浸潤の可能性も考え、上部消化管内視鏡検査を行うことが一般的です。

それに加え画像診断も行い、転移の可能性も診察していきます。

<治療>

中咽頭がんの扁平上皮がんは放射線の感受性が高く、また手術後の機能障害のリスクなども考えると放射線治療を選択する場合が多いです。

しかし医療技術の向上や治療法の確立により、外科的手術と化学療法、放射線療法の合わせた治療を行うことが多くなってきました。

<予後>

ステージによりますが、ステージⅠ~Ⅱであれば5年生存率は50~70%と報告されています。

 

下咽頭がん

<部位>

喉頭蓋から食道の上までの部位

<症状>

下咽頭がんのほとんどは咽頭の違和感や嚥下困難の症状が出現し発見されます。

また、腫瘍の大きさにより出血や疼痛なども出現し、声がかれるや呼吸困難などといった症状で発見されることもあります。

<原因>

こちらも98%が扁平上皮がんであり、飲酒と喫煙が原因で発生することがほとんどです。

<診断>

下咽頭は目に見えないため、発見が遅れることも少なくありません。

確定診断は細胞診になりますが、上部消化管内視鏡検査により発見されることもあり、その際に細胞採取を行います。

下咽頭は食道と隣接されており食道がんも併発していることがあり、画像検査も十分に行われます。

<治療>

下咽頭がんの7割は進行がんなので、外科的治療を第一選択にすることがほとんどです。

また、放射線治療と化学療法を併用することが多いです。

<予後>

下咽頭がんは早期で発見されることが珍しく、ステージⅢ~Ⅳになると5年生存率は20~40%と咽頭がんの中でも低い数値を示しています。

 

タバコががんを作るメカニズム

中咽頭がん、下咽頭がんの約90%以上の原因が飲酒と喫煙によるものと説明いたしましたが、ここでは詳しく、たばことがんのメカニズムについてご紹介します。

最近では、たばこのパッケージに「喫煙することでがんのリスクがあがります。」などと表示されているのを目にします。

本当にその通りで、いろいろな研究で喫煙とがんの発生の因果関係について証明されています。

たばこの煙の中には、たばこそのものに含まれている物質と、それらの物質が不完全燃焼することで発生してしまう化合物が含まれていることが分かっています。

種類は約5300種類と報告されており、その中には発がん性物質も含まれているということがわかっています。

発がん性物質が含まれている種類は約70種類であり、この有害物質がたばこを吸うことで体内に入っていき、血液を通じて人身の臓器に運ばれていきます。

たばこを吸うことで体内に入ってきた有害物質はDNAに損傷を与えるなど、がんの発生に関与していくため、がんの原因とつながるわけです。

咽頭がんで言うと、中咽頭がんと下咽頭がんの多くは「扁平上皮がん」という種類になります。

これは本来の組織である繊毛上皮が過度な飲酒と喫煙により扁平化し、扁平上皮がんを形成します。

これががんになります。

つまり、たばこを吸うことをやめれば、がんになる確率もおのずと低くなるということです。

また国立がん研究センターの予防研究グループの「喫煙とがん全体の発生率との関係について」の発表では、がんの発生は喫煙者と非喫煙者では発生率が違うとの研究結果が出ています。

喫煙者は、非喫煙者に比べて男性は1.6倍、女性は1.5倍のがんの発生率が高くなるとされています。

また、喫煙者の中での一日の本数が多く、吸っている年数が多い人ほど発生率が高いという報告もあります。

「受動喫煙」もがんの発生率を上げることはご存知でしょうか?

実は、喫煙者がたばこを吸うときの煙を「主流煙」といいますが、たばこ製品の燃焼部分からでる煙である「副流煙」にも有害物質は含まれています。

また、喫煙者が吐く息の中にも有害物質が含まれているので、となりで煙を吸うだけでもがんのリスクが高まります。

がんの中でも特に肺がんは受動喫煙と深く関連があることが明らかにされており、鼻腔・副鼻腔がんや乳がんについても肺がんよりもリスクは下がりますが、因果関係があるとされています。

がん以外にも、受動喫煙は虚血性心疾患や脳卒中の発生率が高くなると言われています。

では、隣で吸わなければいいという問題でもありません。

「子どもが出来たから外で吸うようになった」という方がいらっしゃいますが、30分程度は自分の吐く息から有害物質を出しています。

たばこを吸った後すぐに抱っこしたり話をしたりするだけでも受動喫煙になっているのです。

子どものためにやめるということも大事ですし、何より自身の健康のため禁煙するということが何より大事になります。

 

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タバコが関連して起こるがん

上記で、咽頭がんについての原因がたばこであることについて紹介しましたが、実はそのほかにもたばことがんの因果関係が明らかになっているものがあります。

それは、肺がん、口腔がん、鼻腔・副鼻腔がん、食道がん、胃がん、肝臓がん、すい臓がん、膀胱がん、子宮頸がんなどが因果関係を証明するのに十分な状態であるとされています。

鼻腔・副鼻腔がんや膀胱がんは報告数が少なく、他のがんに比べると発生率が低くなっていますが関連性は高いといわれています。

また、一日あたりの本数や経年年数などによってもがんの発生率は上がりますので、早めに禁煙することでがんの発生率をさげることができます。

よく耳にするものとして、「肺がんはたばこが原因」という話ではないでしょうか。

肺がんの種類は、4種類ほどあり、腺がん、扁平上皮がん、小細胞がん、大細胞がんに分けられます。

特にたばこの影響を受けやすい、腺がんと扁平上皮がんは原因のほとんどがたばこによるものだとされています。

この2つの種類のがんに特定すると、男性は12.7倍、女性は17.6倍の確率で、たばこを吸う喫煙者ががんになると言われています。

さらに、がん患者がたばこを吸うことで新たにがんを発生する可能性も高くなることも示唆されています。

たとえば、肺がんの人がたばこを吸い続けることで咽頭がんを併発することがあるということです。

まれに、三つのがんを併発する場合もあります。

原発の部位が2つあるということはそれぞれの治療が必要になり、体力的にも時間的にも精神的にもかなりの疲労が考えられます。

がんを患ったら禁煙をしてください。

たばこは手術後の呼吸機能の回復も妨げます。

がんが分かったら、すぐにたばこはやめましょう。

また、たばこを吸うことで、がんだけでなく健康被害も出てくることがわかっています。

脳卒中や虚血性心疾患、高血圧もそうです。

つまり、生活習慣病のほとんどがたばこの影響を受けている可能性があります。

そのほかにも、慢性閉塞性肺疾患や呼吸機能低下、動脈硬化や糖尿病も健康影響が出ているとされています。

女性では、早産を引き起こし未熟児の出産になったらと安全なお産ができない可能性もあります。

妊娠したらたばこはやめ、赤ちゃんを第一に考えましょう。

たばこが引き起こすがんがこれだけあるということは、たばこをやめることで、これらのがんを防ぐことができるということです。

100%予防できるわけでは決してありませんが、自分の健康は自分で守るものです。

がんを予防できる方法があるのですから、たばこは吸わない、やめることが良いでしょう。

そして、がんだけでなく他の健康影響も予防できるので、生活習慣病の予防として取り上げいる理由もよくわかりますね。

 

タバコの止め方

たばこには依存性があります。

ニコチン依存です。

そのため、やめる際は意思を強く持ち禁煙することが必要です。

自身でやめられない場合は医療機関へ相談しましょう。

禁煙外来へ通院し、やめるという方法があります。

医療機関を受診し禁煙治療をする場合、保険適応となります。

通院期間は訳3か月とされており、そのうち5日間診察を受けるプログラムになっています。

値段は1万3000円~2万円です。

一日に一箱吸う人の場合、現在たばこ一箱450円程度ですので、1か月で1万3500円となります。

3か月ですと4万500円ですので、金額的にも試してみる価値は大いにあります。

たばこ代より負担が多いとなると少し気が引けるかもしれませんが、月のたばこ代より安く済みます。

禁煙外来では薬物治療と行動療法がおこなわれることがほとんどです。

薬物治療による方法は3種類あり、ニコチンを含んでいない薬、ニコチンパッチ、ニコチンガムになりますが、このうち保険が適応される治療はニコチンを含まない薬とニコチンパッチになります。

ニコチンを含まない薬は効果のある人といない人がいるようなので、自分に合った禁煙方法を医師とともに考え行動し、一定期間サポートしてもらえるのが最大のメリットになります。

病院以外の薬局でもニコチンパッチとニコチンガムは購入することが出来ます。

通院する時間がないけれどニコチンパッチやニコチンガムが気になるという方は薬局で買い求め挑戦してみるといいですね。

すぐにチャレンジできるのがメリットです。

そのほかにも代替え品を使用するという方法があります。

パイポやガム、飴などを利用する方法です。

コンビニでも手に入るものばかりですので、吸いたいと思ったときにすぐに手に入れることができ値段も安価なので挑戦しやすいです。

はじめにも述べましたが、禁煙をするには強い意志が必要です。

自分一人では難しい場合もあります。

禁煙はなんらかのサポートが必要であると考えられています。

それは家族であったり、パートナーであったり、友人で会ったり、もちろん医療機関であったりと様々考えられます。

「禁煙するから吸いたそうにしていたら声をかけてほしい」「違うことを考えられるよう誘導してほしい」など、自分がたばこ以外から離れられるような声掛けや、逆に言ってほしくない言葉がけなどをあらかじめお願いしておくことも有効でしょう。

きっと喜んで協力してくれるはずです。

禁煙は早い方がいいです。

「30歳代で禁煙する事で余命が10年伸びる」という調査結果もあります。

30歳代で子どもができ、子どもの結婚、孫を見たいと思うのであれば、残り30〜40年は生きなければなりません。

また健康問題のリスクも禁煙をすることで低くなり、がんの発生率も下がることがわかっています。

また、虚血性心疾患や脳卒中などのリスクも下がることが明らかにされています。

 

まとめ

今回は咽頭がんについてまとめました。

咽頭がんの原因が飲酒、喫煙であることについて述べましたが、喫煙は咽頭がんだけでなく、そのほかのがんも引き起こす可能性があることがわかっていただけたのではないでしょうか?

たばこはがんと密接な関係があり、禁煙することでがんの予防になるということにつきてご紹介いたしました。

たばこを吸う方は、自身の健康のため、家族のため、パートナーのため、友人のためにも禁煙し、がんの予防に努めていきたいものですね。

 

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薮内直純

薮内直純

株式会社イコールヒューマン。生活習慣病専門ライター。医療や医薬品に関する誤解を解き明かしながら、真実を追求した記事を提供中。

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