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糖尿病の人が気になるお酒・タバコ・外食の豆知識

生活習慣病
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糖尿病になってしまうと健康的な生活を送ろうとするあまり、それまでの生活では当たり前に行っていたことをむやみに制限してしまいがちです。

しかし、本来必要のない制限は精神的な負担を増加させ健康面での「二次被害」を招いてしまうこともあります。

このことから、糖尿病になってしまったら必要な制限と不必要な制限をよく理解し、病との向き合い方を把握することも重要となります。

今回は、糖尿病になってしまった方が把握すべきお酒・タバコ・外食での制限に関する豆知識をご紹介します。

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糖尿病の人とお酒の上手な付き合い方

糖尿病の人のなかには、もともとお酒が好きだったが発病と同時に禁酒を始めたという人も多いかもしれません。

しかしながら、糖尿病になってしまったら絶対にお酒を断たなければいけないということはなく、自身がどれくらいまでであればお酒を飲んでも健康に被害が及ばないのかを知っておく必要があります。

ここでは、そんな糖尿病の方向けの「お酒との上手な付き合い方」を見ていきましょう。

■基本的なお酒との向き合い方とは

まずは糖尿病を患っていない人の適切なお酒との向き合い方について考えてみましょう。

一般的にお酒の飲みすぎは肝臓がんや肝硬変といった肝臓を主として生じる病気を引き起こす要因になることが知られています。

このことから健康な人であっても「節酒」をする必要はあり、その目安としては1日当たり純アルコール20g以下が望ましいという見解があります。

例えばアルコール度数5%で350mlのお酒に含まれるアルコール量は17.5gであることから、毎日お酒を飲む人の場合、この程度の度数・量のお酒は1日1本までとするのがよいでしょう。

一方でアルコール依存症の人の場合は節酒ではなく「禁酒」をしなければなりません。

このようにお酒との向き合い方は自身の健康状態によって臨機応変に変えることが大切です。

■糖尿病の人は合併症の種類が重要

単に糖尿病といってもその症状は人によって異なります。

これは糖尿病にさまざまな合併症を引き起こす性質があるためであり、例えば循環器系の症状が出る人もいれば神経系の症状が出る人もいます。

そして、糖尿病の人の適切なお酒との向き合い方はこのような合併症の種類によって異なります。

糖尿病の合併症のなかでも特に多量の飲酒によって症状が悪化しやすいのが神経系の合併症です。

これはお酒そのものに神経障害を引き起こす危険性があるためであり、糖尿病とお酒の両方の作用によって神経の働きに大きな障害が発生してしまう恐れがあるためです。

また、糖尿病の合併症は各臓器に現れることもあり、特に肝臓に合併症が現れている人に関しては禁酒をしなければなりません。

このように糖尿病の人がお酒の飲み方について考える際には、自身の合併症の種類や重症度を把握し、医師ともよく相談しながら適切な飲み方を知ることが大切です。

■肥満気味の方は飲みすぎに注意

糖尿病の人のなかには肥満気味の人も多く、糖尿病の進行を遅らせるために医師からダイエットを命じられている人もいらっしゃるかもしれません。

そして、このような肥満気味の糖尿病罹患者が気をつけなければならないのがお酒を大量に飲むことです。

糖尿病の方で医師から禁酒ではなく節酒を命じられている人は特に注意しましょう。

 

糖尿病の人はタバコを禁煙したほうがいい理由

糖尿病を患ってしまった人のなかには、もともとタバコが好きな人もいるでしょう。

しかしながら、症状によっては禁酒ではなく節酒でも構わないお酒とは違い、タバコに関しては「禁煙」が強く求められます。

続いてはその理由を見ていきましょう。

■糖尿病とインスリンの関係とは?

糖尿病を患ってしまった人が禁煙をする必要がある理由について理解するためには糖尿病とインスリンの関係から知る必要があります。

そもそも糖尿病とは血糖値が上昇した状態が続き、その合併症がさまざまな身体の部位に現れる病気です。

本来人間の体内では血糖値が上昇するのを防ぐ目的でインスリンと呼ばれる物質が分泌されていますが、このインスリンが正常に分泌されている間は糖尿病を発症することはありません。

しかしながら、なんらかの原因でこのインスリンを分泌する働きに障害が発生してしまうと血糖値は下がらなくなり、その結果糖尿病を発症してしまうのです。

このことから、ここでは糖尿病とはインスリンの分泌障害によって現れる症状のひとつであると考えると分かりやすいでしょう。

■タバコがインスリンの分泌に及ぼす影響

インスリンの分泌が鈍くなってしまう原因としてはさまざまなことが指摘されていますが、そのひとつとして挙げられるのが喫煙です。

このことにはインスリンを分泌する膵臓の働きとタバコが及ぼす影響が大きく関係しています。

そもそもタバコにはインスリンの働きを鈍らせる作用があり、日常的に喫煙をしているとインスリンの働きは徐々に弱くなっていき、やがて血糖値が正常値に下がらないほどにまでなってしまいます。

すると人間の身体はインスリンをもっと多く分泌するよう膵臓に指示を出すことから膵臓は疲れ果て、やがてインスリンの分泌機能自体も低下していってしまうのです。

このように膵臓によるインスリンの分泌機能にはタバコの影響を受けやすいという特徴があり、既に糖尿病を患っている人はその進行を遅らせるという意味でも禁煙をすることが求められます。

■タバコと糖尿病発症率の関係

タバコと糖尿病の関係の強さはその発症率にも表れています。

喫煙者の糖尿病発症率は非喫煙者の発症率に比べて1.5~2倍程度高くなることが分かっており、このことからもタバコが糖尿病を引き起こしたり悪化させたりする原因になりうることは明白といえます。

また、タバコによる糖尿病発症に関して見逃せないのが受動喫煙による発症率の高さです。

とある研究では受動喫煙による糖尿病発症率は通常の1.5倍になることが判明しており、例えば職場に喫煙者が多い人などは健康診断での血糖値の変化には常に気を配る必要があります。

それに加え、既に糖尿病を発症している人がいる職場では職場全体での禁煙を促すといった気配りも必要になるといえるでしょう。

 

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糖尿病の人が上手に外食を楽しむコツ

糖尿病を患ってしまうと食事にも制限が生じるようになります。

しかしながら、食事でも可能な限り我慢はせず好きなものはできるだけ食べられるよう上手な病との向き合い方を知ることも大切です。

特に糖尿病を患ってしまった人が食事面で避けようとするのが外食です。

しかし、ここでも「食べてよいもの」と「食べてはいけないもの」をよく理解しておけば、存分に外食を楽しむことができます。

続いては糖尿病を患ってしまった人が外食を楽しむためのコツを見ていきましょう。

■絶対に避けるべきなのは炭水化物と糖質

上述したとおり、そもそも糖尿病とは血糖値が過剰に上昇してしまう病気を意味します。

血糖値の上昇とは主に食後に生じ、糖尿病を患っていない人でも食後は一時的に血糖値が上昇するようになっています。

よって、糖尿病を患っている人は食事による血糖値の上昇を極力防ぐことが大切になります。

そんな血糖値を上昇させる成分として挙げられるのが「炭水化物」と「糖質」です。

これらの成分が含まれる食べ物としてはパンやパスタといった小麦粉からできているものやお米などが挙げられ、糖尿病を患っている人はこれらの食べ物を必ず避けるようにすることが大切です。

■肉類や卵などは食べても問題ない

糖尿病を患っている人が避けようとする食べ物としては肉や卵などが挙げられます。

これは食の欧米化が糖尿病をはじめとした生活習慣病の原因になっているという漠然としたイメージにもとづくものと考えられますが、肉や卵は血糖値を大きく上げないため糖尿病を発症させたり悪化させたりする恐れはありません。

それどころか肉や卵には人間が本来必要とするタンパク質や脂質といった栄養素が多く含まれており、むしろ毎日適量を摂取することが求められます。

このことから、外食時にも肉や卵を避ける必要はなく、上述した炭水化物や糖質が含まれていないかをよく見極めることができれば、レストランなどでの食事も存分に楽しむことができるでしょう。

■必要な栄養をしっかりと取ることが大切

タンパク質や脂質に限らず人間の身体は必須脂肪酸や必須アミノ酸、ビタミン、ミネラル、カルシウムといったさまざまな栄養素を必要としています。

食事本来の目的とはこれらの身体が必要とする栄養素を摂取することにあるため、糖尿病を患っている人の食事であってもこのことは順守する必要があります。

以上のことから、糖尿病を患っている人が外食をする際には必要な栄養をしっかりと摂取することを意識しながら血糖値を上げる原因となる炭水化物と糖質を徹底的に避けることが重要となり、これらの条件さえ満たしていれば外食を楽しむことができます。

 

糖尿病は運動習慣を続けると効果的

糖尿病になりやすい人の特徴としては「運動不足気味の人」も挙げられます。

よって、糖尿病の症状の悪化を防ぐためには適度な運動を継続して行うことも重要です。

続いては運動が糖尿病に対して効果的である理由と糖尿病を患っている人が運動時に気をつけるべきポイント、具体的なおすすめの運動を見ていきましょう。

■運動が糖尿病に効果的な理由とは?

上述したとおり糖尿病とはインスリンの分泌機能が低下し、血糖値が下がりにくくなってしまう病気です。

そして、有酸素運動によって筋肉への血流が増えより多くのブドウ糖が細胞へ取り込まれるようになると、このインスリンの働きは活性化され血糖値も下がりやすくなります。

このことから、有酸素運動は糖尿病の悪化を防ぐ効果も期待できます。

一方、筋力トレーニングなどの無酸素運動で筋肉が増えることでもインスリンの働きは活性化するため、同様に血糖値の上昇を抑え糖尿病の悪化を防ぐ効果が期待できます。

このように有酸素運動と無酸素運動には共にインスリンの効果を高める働きが期待できるため、運動そのものが糖尿病に対して効果的であるということができます。

■糖尿病を患っている人が運動時に気をつけるべきこと

一方でエネルギー消費量の多い激しい運動を行うと人間の身体はさらに多くのエネルギーを補充しようとし、アドレナリンやカテコラミン、グルカゴンといった物質の分泌を開始します。

そして、これらの物質には血糖値を上昇させるホルモンを分泌させる働きがあることから糖尿病を患っている人は激しくない運動をすることを心掛ける必要があります。

また、同様に運動時に気をつけなければならないのが血圧の上昇です。

糖尿病を患っている人は心臓や腎臓などに合併症が生じていることもあり、血圧が上昇するとこれらの臓器へかかる負担が大きくなり心筋梗塞や腎不全といった病気を引き起こしてしまうことがあります。

このほか、運動によるインスリンの働きを活性化させる効果は運動をやめてしまうと3日程度でなくなってしまうことから、とにかく継続することを意識することも大切です。

■具体的なおすすめの運動は?

有酸素運動とはランニングやウォーキング、エアロビクスなどの多くの酸素を取り込む運動を意味します。

このうちウォーキングは身体への負担が少なく、自分のペースで取り組めるため糖尿病を患っている人にもおすすめです。

ウォーキングを行う時間の目安としては1回当たり15~30分で1日2回、歩数だと1日約1万歩を目標とするのがよいでしょう。

一方、筋力トレーニングなどの無酸素運動は運動中に酸素をほとんど取り込まないことから、身体への負担をよく考えながら行う必要があります。

そのため、軽度の筋力トレーニングや簡単なストレッチをできる範囲で行いながら、どれくらいの回数であれば継続して行えるのかを確認しメニューを決めるとよいでしょう。

 

まとめ

糖尿病は一度患ってしまうと完治させるのは容易ではなく、上手なつき合い方を知り悪化させないことが重要となります。

また、糖尿病は長期的に向き合わなければならない病気でもあることから、その過程では精神的な負担が増し悩みを抱え込んでしまうこともあるかも知れません。

そんな精神的負担を軽減するためにはここでご紹介した食事やお酒に関する注意点をよく理解し、可能な範囲内で息抜きをすることも大切です。

また、そのためには禁煙や適度な運動といった最低限の心掛けも忘れないようにしましょう。

 

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薮内直純

薮内直純

株式会社イコールヒューマン。生活習慣病専門ライター。医療や医薬品に関する誤解を解き明かしながら、真実を追求した記事を提供中。

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