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こんな人が危ない!うつ病の原因になりやすい性格と症状

 2016/05/12 生活習慣病
この記事は約 7 分で読めます。 4,210 Views

うつ病になる原因は様々ですが、中には同じ環境で同じような精神的な負荷があったとしても、うつ病になる人とならない人がいます。このため、うつ病になる原因の一つとしては性格的な気質も関係していると言われており、特に性格は重要なポイントの一つだとみなされているのです。

この性格についてですが、うつ病となる原因は本当に人によって違います。このため、性格がこうだからうつ病になったとは言いがたいのですが、なりやすい性格特性というのはあるのです。

また、性格特性は症状とも深く関わってきます。同じうつ病でもどういう症状が出るのかはそれぞれ違いますが、症状の出方なども性格と関わってくる傾向があるようですね。

では、どういう人がうつ病になりやすいのでしょうか。原因は何か、あるいは病気としてどのような特性があるのか、そしてどういう症状につながりやすいのか、順番に見ていきましょう。

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真面目な人ほど落ち込みやすい

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まず、性格的には真面目で冗談をまともに言わないような人、冗談を言っても真に受けるような人が当てはまります。とにかく折り目正しくキッチリしている人、真面目であまり遊びがない人などがこれに当てはまるでしょう。

こういう人は性格的に何事も頑張ろうとしすぎる傾向があり、頑張って頑張ってある時体に異変が起きてもごまかし続け、最終的に精神的に動けなくなるということがあります。精神的に辛くてもごまかしたりする結果、気づいた時には病気がひどくなっているということもあるようですね。

このような人の場合、自責の感情が強く出ることもあるようです。働き社会的に貢献できない自分が嫌だ、ということで、落ち込みやすく自分を責めやすくなり、精神的につらい状況が続きます。自分に対して遊びの余地や自分で自分を許すということが下手で、どんどん自分を追い込んでしまうのです。

 

神経質で細かいことに気がつくとストレスを見つける

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次に、神経質で細かいことに気づきやすい人もうつ病になりやすい傾向があります。これは細かいことに気づき配慮がとても良く行き届く人などが当てはまります。とにかく細かいことやダメなところに気付きやすく、そこを改善しようとするあまりにストレスを生みやすい傾向があります。

このため、うつ病になった時には精神的に自分を追い込みやすく、こうじゃないとダメ、という気持ちになりがちなのです。また、神経質でいろいろなことに気づき、イライラの種を生み出しやすいという傾向もあります。

もちろん気遣いを求められる場所ではその神経質なことはとても良いことなのですが、その点うつ病になるほど神経質になってしまうと、ある時心が折れてしまうこともあります。

あまり神経質になりすぎるのも問題でしょう。細かいことまでマメにチェックしてNGを出しやすいのが自分に向くと、辛くなります。

 

完璧主義的な人は心が折れると不安定になる

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また、生きていれば矛盾や大雑把にならざるをえない時もあります。時に手を抜いて完璧になれないことや、自分ができることには限度があると覚えておくのもとても大事なことなのです。

ただし、これができない人はうつ病になりやすく、矛盾や大雑把になりにくく完璧主義的ですので、時に完璧になれなくてストレスになり、どうして自分はダメなんだろうと自分を責めてしまいます。

このため、治療が長引き時に急いで復帰しようとする傾向があります。急いで復帰して無理を重ね、ますます調子を崩すことも出てくるでしょう。

このため、完璧主義が過ぎると今度は大きな問題になることもあります。完璧主義もすぎればストレスとなり、それが行き渡らないことで心が折れることもあるようです。心が折れると燃え尽き症候群のように長いこと落ち込んだり、精神的に不安定な状況が長く続くようです。

 

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自分と周囲を比べる人は、自信を喪失しやすくなる

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周囲と自分を比べる人もこの傾向があるでしょう。周囲と自分を比べて、学歴や肩書、あるいは収入や仕事のスキルなど、いろいろなところで比較し、自分がどのくらいのところにいるか、あるいは社会的に見てどうなのか、ということを自分ではなく第三者の視点や視線で確認します。

このような人は、自分の周囲にとても素敵な人やスキルの高い人、特定のジャンルに特化した素晴らしい人やとても勝てないような人が現れると、心が折れやすくなります。

また、このような人は根本的に自信がない人も多く、自信の無さが原因でうつ病を発症することもあります。自分がないことで人と比べる傾向が出るという考え方もありますが、自分を見失いやすくなるもこのような人と比べる考えがある人です。

また、このような人はうつ病で療養するようなことを嫌い、無理をしがちです。休む自分が嫌になる、ということですね。

 

頼られると断れない人は、パンクしやすい

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また、頼られるのが好きな人、断れない人もうつ病になりやすくなります。

この原因となるのが、内に対して溜め込んだり無理を重ねたことが原因になる場合です。人に頼られるのは嬉しいことですが、頼られることによって自分に対しての負荷も大きくなります。このため、負荷が大きくなりうつ病になりやすい傾向があるのです。

このような人はいろいろと頼られているうち、ある朝起きられなくなったり出社できなくなり、そのままうつ病という診断を受けることがあります。許容量をとっくの昔にオーバーして過労が溜まっている状態なので、何があってもあるときいきなり行きたくなくなったり気持ちはあっても体がついてこない、という状態になりやすいのです。

また、早い回復を焦りがちで、無理をすることが多くなります。また、無理をした状態にまた戻るのなら、うつ病の再発の可能性も出てくるでしょう。

 

気弱で言いたいことが言えないと、内にためこむことに

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最後に、気弱で言いたいことが言えないというのも鬱病の原因になりやすく、内に溜め込むことになります。

これはうまく発散できない人や感情表現が苦手という人も同様で、原因としてはやはり大きなものがあります。これは心にかかった負荷をうまく発散できなかったり、ストレス解消ができない、あるいは必要なときに自己主張ができず自己嫌悪に陥るなどの傾向があります。

このような人はいろいろな原因となる負荷を自分の中に溜め込み、結果的にうつ病になってしまいます。なった時に辛いのが、助けてと言えないことでしょう。このためより病状が重くなり、原因となる部分が進行してしまいます。

また、このような人は言いたいことが言えないためうちに溜め込み、うまく自己主張できません。このため、うつ状態をよりこじらせたり、病気だということをアピールできず、ひどくなる原因を作るのです。

 

まとめ

うつ病に関しては性格的な面も大きいため、性格を改善するという方法もあります。また、原因となるストレスをうまく消化してストレス発散することができるかどうか、ということも、うつ病になるかどうかを左右します。

性格的なところは確かに原因とはなり、またこういう性格を持つ人はうつ病になりやすい傾向はあります。ただ、一つだけ言えることとしては、原因があるから必ずしもうつ病になるわけではなく、うまくメンタルコントロールをして上手にストレスと付き合っていけば、病気になることを予防できるということもあります。また、もしこういう性格が嫌だと思っているのなら、嫌な面をうまくカバーしたり改善していくのも方法でしょう。

病気の原因となるのが性格に基づくものの場合、どうしても自分を責める傾向は出てきます。ただし、これはすぐに自分が悪いと否定するのではなく、どうすればいいのかということを考えるようにするといいでしょう。

 

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木村 哲也

木村 哲也

株式会社イコールヒューマン代表取締役。生活習慣病の権威者である崇高クリニックの荒木裕院長と提携し、主に生活習慣病に関わる様々な情報を広く分かり易く提供中。

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