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糖尿病の症状で体重が減る…あなたの体重減少は安全ですか?

「特に病気でもないのに、なぜか体重が減り続けている…」「毎日お腹いっぱい食べているのに体重減少が止まらない…」。

こんな症状が現れたら、それは大きな病の兆候かもしれません。

短期間のうちに著しく体重が減るということは、そこに必ず何かしらの原因があります。

自覚症状のない病が体のなかで進行していて、それが体重減少の原因となっていることも多いで注意が必要です。

今回の記事では、急激な体重減少の原因として考えられる病や兆候を紹介すると共に、糖尿病を原因とした体重減少の場合の対策方法について解説していきます。

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何もしていないのに体重が急に減ったら要注意

運動やダイエットをしていないのに、気がついたら体重がどんどん減っているということがあります。

何もしていないのに体重が減り続けるという状態が続くようであれば、その背後に大きな病が潜んでいる可能性があります。

特に、半年間で5%以上も体重が減少するようであれば要注意です。

例えば、「何もしていないのに4か月で10キロも体重が減り、おかしいなと思って病院で検査をしてみたら大腸がんだった…」といった具合に、急激な体重減少の背後には大病が隠れていることが多いです。

また、体に異常はなくても、精神面で不調が生じてそれが体重減につながっているケースもあります。

例えば、仕事のストレス、ノイローゼ、不眠症、うつ病といったことが原因となって体重が急激に減少している人も多いです。

体重減と合わせて、次のような症状が出ている場合は要注意なのでチェックしてみてください。

◯急激な体重減少で気をつけるべき症状

・下痢や便秘
・発熱
・動悸
・胸やけ
・胃もたれ
・胃痛
・脈が速い
・手や指が震える
・食欲がない
・のどが異常に渇く
・甘い飲み物をよく飲みたがる
・頻尿
・尿の量が多い
・背中やみぞおちが痛い
・気分が落ち込みがち
・気が滅入ることが多い
・物事に興味が湧かない

症状以外にも、自身の生活環境で以下のポイントを確認してみてください。

・食事量は以前に比べて変化しているか
・どんな嗜好品を好んでいるか
・日々の活動量は以前に比べて減っているか
・慢性疾患を患っているかどうか

◯体重減少の原因となっている病気の例

体重減少の原因となっている病気には具体的にどんなものがあるのかを見ていきます。

<食欲はあるのに体重が減り続ける場合>

1.甲状腺機能亢進症

甲状腺機能亢進症は別名バセドウ病とも呼ばれ、甲状腺ホルモンが過剰分泌になり甲状腺機能が過度に高まり亢進している状態のことを指します。

男性よりも女性が発生しやすい病気です。

症状としては、動悸、疲労感、不眠、発汗しやすい、イライラなどの精神不安があります。

2.糖尿病

糖尿病は体内のインスリンの働きが低下することで血糖値が高くなってしまう病気のことをいいます。

症状としては、頻尿、排尿量が多い、のどが渇く、などが挙げられます。

<食欲がなくて体重が減り続ける場合>

1.悪性腫瘍

いわゆる「がん」です。

胃がん、大腸がんなどの場合、便秘や下痢、背中やみぞおちの痛みなどが生じることが多く見られます。

消化器系以外のがんであっても体重減少が生じるケースがあります。

がんは初期症状がほとんどないことが多いので要注意です。

2.消化性潰瘍

胃や十二指腸に潰瘍ができる病気です。

胃もたれ、みぞおちの痛み、胸やけ、お腹の張り、吐き気、食欲不振などが症状として現れます。

3.うつ病

うつ病は、やる気が出ない、意欲が湧かないなどの症状が生じる病気です。

精神的な不調はそのまま体の不調につながることが多く、うつ病の場合は食欲不振、倦怠感、胃痛、胃の不快感、便秘、下痢などが症状として現れることがあります。

4.アルコール依存症

お酒を飲むのを止められなくなる状態のことをいい、アルコールを摂取する量が減ると手のふるえ、イライラ、不安、発汗、悪寒、寝汗、不眠などの症状が現れます。

 

糖尿病で体重が減少する仕組み

急激な体重減少の原因となる病気のひとつに「糖尿病」があります。

糖尿病によって体重が減少するメカニズムについて解説していきます。

◯なぜ糖尿病によって急激に体重は減るのか

糖尿病を発症すると体内のインスリンの働きが大きく低下します。

インスリンは体内に摂りこまれた糖分をエネルギーとして利用(消費)したり、蓄えたり、または脂肪の分解を促進したりとさまざまな働きをします。

インスリンの働きが低下して血液中の糖分をエネルギーとして消費できなくなると、血糖値が高いままの状態となります。

この高血糖が持続する病気を糖尿病といいます。

インスリンの働きの低下によって外部から摂取した糖分をエネルギーとして消費できないということになれば、別のところからエネルギーを取ってこなくてはなりません。

人間の体は摂取した糖分をエネルギーとして変換できない場合、体の脂肪や筋肉(つまりタンパク質)をエネルギーとして消費、分解する働きが強まります。

これが糖尿病による急激な体重減少の原因です。

◯太ってなくても糖尿病になることがある

糖尿病というと肥満体形を思い浮かべる人も多いのではないでしょうか。

確かに肥満は糖尿病発症の要因のひとつです。

肥満の人の場合、運動不足や食べすぎによってインスリンの働きが低下するだけでなく体内で蓄積された内臓脂肪がさらにインスリンの働きを弱めてしまうので、それだけ糖尿病になりやすいといえます。

しかし、たとえ太っていない人であっても糖尿病を発症することがあります。

例えば、加齢や体質の弱さなどからインスリンの働きが低下する、先天的なインスリン分泌障害などさまざまな原因で糖尿病になることがあります。

もともと日本人はインスリン分泌能力が欧米人に比べて半分しかなく遺伝的に糖尿病になりやすい人も多いです。

 

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体重減少と共にあらわれたら注意したい症状

糖尿病の症状には体重減少以外にもさまざまなものがあります。

急激な体重減少と一緒にそれらの症状が現れた場合は糖尿病を疑ってみる必要があります。

初期の糖尿病または軽度な糖尿病の場合、自覚症状がほとんどないことも多く実際に健康診断で「糖尿病です」と言われても「自分はいたって健康なのになんで?」と不思議に思う人もいます。

糖尿病の怖いところは自覚症状がないまま病状が進行しているケースが多いということです。

自覚症状が出てきたときには既に重大な合併症が発症していたということも珍しくありません。

こうしたことから糖尿病の早期発見のためには体の些細な兆候や変化を見逃さないこと、気になる症状が出たらなるべく早めに検診を受けることが大切になります。

◯糖尿病の諸症状

糖尿病の典型的な症状としては、尿の回数の異常、頻尿、のどの渇きが挙げられます。

これらの症状と合わせて、急激な体重減少が起こった場合は糖尿病の可能性は十分にあります。

それ以外の症状としては、疲労感、手足の感覚の低下、手足のしびれ、皮膚の乾燥、皮膚の傷が治りにくい、目のかすみ、空腹感が強い、性機能障害などがあります。

これらの症状は突然現れることもあれば、ゆっくりと少しずつ現れることもあります。

しかし、同時に発生したら血糖値がかなり上昇している恐れがあり糖尿病である可能性が高くなります。

「食欲があっていっぱい食べているのに、なぜか体重が減っていく」「食べても食べても痩せていく」という現象は糖尿病の典型的な症状であり、このような自覚症状がある人は既に糖尿病が重症化している可能性があります。

◯糖尿病を発見するきっかけ

糖尿病を発見するきっかけは主に「無症状」「自覚症状」「合併症発症」の3つに分けられます。

1.無症状

無症状で発見する場合は上述した症状の自覚が全くなく、健康診断や人間ドッグを受けて初めて糖尿病を患っていることを知ったというケースが多く見られます。

また、他の病気の検査を受けたときに偶然糖尿病も一緒に発見されるというケースもあります。

2.自覚症状

上述した症状の自覚があり病院で受診したら発見されたというケースです。

しかし、このケースで糖尿病を発見する人は意外に少なくどちらかといえば少数派です。

それだけ糖尿病は自覚症状が乏しい病気であるということです。

3.合併症

なんらかの合併症を発症し、受診したら糖尿病が発見されたケースです。

糖尿病の合併症は、神経障害、腎臓障害、網膜症、動脈硬化(脳卒中や心臓病)などさまざまなものがあります。

体に深刻な症状を及ぼす重い病気が多く、なかには網膜症で失明してから糖尿病が発見されたという人もいます。

 

糖尿病が原因となって起こる急激な体重減少の対策

急激な体重減少の原因が糖尿病であると分かった場合、まずなすべきことは糖尿病治療のための生活習慣の改善です。

糖尿病における生活習慣の改善方法は大きく分けて「運動」と「食事」の2つがあります。

◯糖尿病改善のための運動療法

・運動の効果

糖尿病の改善で特に重要となるのが「インスリンの働きを促進させること」です。

運動をすることで筋肉への血流量が増加し、糖分が細胞内に多く摂りこまれるようになります。

そうするとインスリンの働きも高まって糖分が消費されやすくなり血糖値は減少します。

また、運動によって筋肉量を増やすこともインスリンの働きを増大させることにつながります。

・運動の種類

糖尿病改善のための運動の種類は「有酸素運動」と「筋力トレーニング」の2つがあります。

有酸素運動はジョギング、ウォーキング、水泳など長時間継続して行う軽度~中度の全身運動のことをいいます。

筋力トレーニングは筋肉や筋力の向上および維持を目的として筋肉に負荷をかける運動のことをいいます。

近年の糖尿病の研究では、有酸素運動と筋力トレーニングを両方取り入れることでより高い効果が得られるとされています。

・推奨される運動量

生活習慣改善のために運動を取り入れる場合、最低でも週3回、できれば毎日行うことが推奨されます。

時間としては、1回につき30~60分、1週間のあいだに150分以上の運動量が理想的です。

・運動の時間帯

基本的にどの時間帯でも構いませんが、できれば血糖値が高くなりやすい時間帯を選んだほうがより効果的です。

例えば、食後に血糖値が高くなりやすい人は食後1~2時間後に運動を始めるとよいです。

早朝に運動をする場合は必ず水分補給をしてから運動を始めてください。

というのも、睡眠中に多くの水分が消費されるので早朝は水分が不足気味になっています。

水分を補給して30分~1時間くらい経ってから運動を開始しましょう。

◯糖尿病改善のための食事療法

・糖質制限は基本中の基本

糖尿病は血糖値が高い状態が続く病気ですから、食事を通して血糖値をコントロールすることは糖尿病改善の基本中の基本です。食生活の改善なしに、糖尿病の改善はあり得ません。

しかし、近年は間違った糖質制限のやり方が鵜呑みにしてしまっている人も少なくありません。そのため、正しい糖質制限とは何か、本当に効果のある食事療法とは何か、ということをしっかりと理解する必要があります。

・正しい糖質制限とは

正しい糖質制限の基本は「炭水化物(糖質)を徹底的に避けること」「必要な栄養素をしっかり摂ること」です。

決して断食や無理に不健康な食事をすることではありません。

血糖値を高めてしまう炭水化物は徹底して避けたうえで、必要な栄養素(必須アミノ酸、必須脂肪酸、タンパク質、脂質、ビタミン、ミネラル、カルシウムなど)をしっかり摂取することが正しい糖質制限です。

糖質も人間にとって必要な栄養素ですが、実は人間は自身の体内で糖質を自然に作り出すことができます。

つまり、食事によって外部から糖質を摂取する必要はないということです。

・食べてもいい食べ物

肉や魚介類は生活習慣病予防に有効なのでしっかり摂りましょう。

乳製品、卵類、大豆加工食品類もOKです。

塩分も必要以上に制限する必要はありません。

・避けるべき食べ物

炭水化物や糖質を多く含んだ食べ物は徹底的に避けます。

主食系(米、パン、麺、粉もの)、果物、野菜、お菓子、糖分の多い飲み物や調味料など。

正しい糖質制限では果物や野菜、中でも糖質の多い根菜類は生活習慣病のリスクを高めるため基本的に摂取しません。

 

まとめ

急激な体重減少の原因が糖尿病であると判明したら、まずはしっかりと生活習慣を改めていくことが重要です。

運動療法と食事療法は基本中の基本ですが、とりわけ血糖値を大きく左右する食習慣の改善は徹底して行わなければなりません。

近年は間違った食事療法を実践している人が多く、いくら糖質制限を続けても血糖値が改善しないというケースが目立ちます。

そのため、まずは「正しい糖質制限とは何か」ということを知り、食事療法における誤った認識を改めることが第一歩となります。

これまでの食生活、また現在の食生活を見直し、より効果のある食事制限を実践していきましょう。

 

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木村 哲也

木村 哲也

株式会社イコールヒューマン代表取締役。生活習慣病の権威者である崇高クリニックの荒木裕院長と提携し、主に生活習慣病に関わる様々な情報を広く分かり易く提供中。

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