原因の異なる糖尿病!「1型糖尿病」の原因と予防方法について
かつて糖尿病は贅沢病と呼ばれて、好きなものを腹いっぱい食べる事ができるお金持ちがなる病気だというイメージが有りました。それが、今は飽食の時代で、誰もが発症する可能性があります。
しかし、糖尿病だからといって、自身の生活習慣が発症する原因とは限らない場合もあります。それが糖尿病を引き起こす体質が原因と考えられる1型糖尿病と呼ばれるタイプです。
糖尿病は放置をしてしまうと、身体の血管や臓器に大きな影響を及びますし、合併症で足が壊死してしまい、切断しなければいけない恐ろしい病気です。
ただし、そんな糖尿病でも1型糖尿病の場合には、生活習慣が原因となる2型糖尿病とは原因が違うのですから、治療や予防をするにあたっても、それに合わせた治療や予防が必要です。
1型糖尿病は2型糖尿病とは異なります。適切な治療をするため、1型糖尿病の原因を理解し、病気と戦う準備を整えましょう。
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Contents
糖尿病と血糖値の関係
糖尿病のことを知るためには、まず血糖値のことを知る必要があります。
人間は食事をすれば、摂取した糖質を分解してブドウ糖にします。ブドウ糖は血液に入り、全身に運ばれエネルギー源となるのです。それで血液に含まれる糖の値、すなわち血糖値が上がるのです。
しかし、血糖値が高まると、血管が傷つき動脈硬化が発生しやすくなります。
身体は、そのような状態にならないためにも、膵臓からインスリンを分泌させて、インスリン受容体と結合させます。インスリンとインスリン受容体の結合は、血中のブドウ糖が細胞の中に入れるようにする働きがあります。
これにより血糖度は正常値まで下がりリスクを抑えることが出来るのです。
ところが糖尿病になると、インスリンが分泌されなかったり、結合が出来ない状態になるのです。つまり、血糖値は下がりません。血糖値が下がらず高い状態が続くのが、糖尿病の症状です。
糖尿病はどのような症状が出るのか?
まず血糖値が高い状態では、動脈硬化や梗塞などのリスクが高まります。
血中のブドウ糖を排出するためにも、身体は尿を出そうとします。それにより頻尿になりますし、尿の量が多くなるのです。尿が増えれば、身体の水分量が減るので喉の渇きを感じます。
それから、血糖値が上がっても、細胞にまでブドウ糖が届かないので、体重が痩せていきます。また、エネルギー不足で疲れやすくなります。
これらの症状は比較的初期の段階で出てくるものです。ですが、糖尿病で本当に恐ろしいのは合併症です。
合併症は、糖尿病によって引き起こされた血管の障害が、更に別の病気の原因となることを意味します。
糖尿病になってから何年もして発症するものもありますが、初期の段階でも心筋梗塞や脳梗塞などを引き起こす大血管障害になることもあります。
それゆえに、糖尿病は初期の段階で発見し治療をする事が必要となるのです。
糖尿病で注意をするべき3大合併症
糖尿病になって、引き起こされる合併症の中で、最も起こりやすいのが3大合併症と呼ばれるものです。
糖尿病網膜症
ひとつめは糖尿病網膜症で、血糖値が上がることで血流が悪くなり網膜にも血が通わなくなり、視力が衰えていきます。最悪の場合失明になります。
糖尿病神経障害
2つ目は糖尿病神経障害で、同様に血流が悪くなり末梢神経に障害が出てきます。
手足のしびれや感覚の麻痺に繋がります。感覚が麻痺をしているので、怪我ややけどに気が付かず、重傷になる危険性もあります。
足が抵抗力を失うこともあり、細胞に感染、壊死、切断という最悪の流れもあります。
糖尿病網膜症
最後は糖尿病腎症です。血流の悪化で、腎臓の働きが悪くなり、老廃物や毒素を出す尿が出来なくなります。
ですから、機械で血液をろ過して人工的に尿を作る人工透析がなければ、生命を維持できなくなるのです。
腎症までいけば、病気は末期で完治が困難です。
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原因の違う糖尿病の種類
糖尿病は、まとめて一括りにされやすいですが、何が原因であるかを調べれば、1型糖尿病と2型糖尿病に区別する事ができます。
1型糖尿病
1型糖尿病の場合には、自己免疫に問題があり、膵臓でインスリンを分泌するための必要な細胞が破壊されてしまうために引き起こされます。肥満などは関係なく、子供でも発症することがあります。
原因は不明ですが、1型糖尿病になりやすい体質、あるいはウイルス感染により自己免疫疾患が起きたというのが有力な説です。
2型糖尿病
2型糖尿病の場合には、食事で摂取した糖分にインスリンが追いつかないため、引き起こる糖尿病です。
高糖質のものばかり食べる食生活が主な原因ですが、中には遺伝で2型糖尿病になることもあります。
2型糖尿病は、膵臓にダメージが加わりインスリンが更に不足したり、体でインスリンが効かなくなったりして、症状の悪化を招きます。
効果的な1型糖尿病の治療法
1型糖尿病では、インスリン受容体に異常が出ている場合を除けば、インスリンが分泌されていないことが原因です。従って、治療法としてはインスリンを補充してやることが最も効果があります。
インスリン注射は、その効果が出るまでの時間により超速効型から持効型まであります。どれでもいというわけではなく、食事時や睡眠前などライフスタイルに合わせて使い分ける事が必要です。
また、食事によって、どの程度血糖値が上昇するかは違いますから、インスリン注射を打つためには、血糖値を測定して、コントロールできる態勢を整えることです。
注射ではなく、機械を取り付けて、インスリンを注入する方法も普及しています。それにより1日に何度も注射する負担は軽減出来ます。
注意点としては、インスリンが増えすぎて低血糖になることもあります。そのようなときには糖分の補給が必要です。
1型糖尿病は予防する事ができるのか
1型糖尿病の場合には、原因は体質によるものと思われますし、幼い頃から発症してしまう場合もあります。しかし、そんな1型糖尿病であっても、予防法がないわけではありません。
1型糖尿病の予防として注目されているのは、近年発表されたビタミンDの摂取で1型糖尿病を予防できたいう研究結果です。
元々、ビタミンDというのは、骨を作るために必要不可欠な栄養素でしたが、それが1型糖尿病を引き起こす自己免疫疾患を予防する効果があるという事がわかったのです。
実際に1型糖尿病になった子供の7割以上がビタミンD不足だという研究もあります。ビタミンDはサプリメントでも摂取できますが、太陽光を浴びることで、体内で生成できます。
つまり、日光浴を行えば、1型糖尿病の予防になるということです。単に陽の光を浴びることで1型糖尿病の予防になるならば、試す価値はあります。
まとめ
糖尿病は主に血糖値を下げるインスリンが足りないことで引き起こるもので、喉の渇きや倦怠感などを引き起こします。また、血流の悪化や梗塞により様々な目や神経、腎臓などに合併症が出てしまいます。
合併症は、症状が悪化すれば失明や足の切断だけでなく、命さえ失われる恐れがありますから、注意しなければいけません。
そんな糖尿病も、全てが同じメカニズムで起こるものではなく、原因を探れば体質が引き起こす1型糖尿病と生活習慣が引き起こす2型糖尿病に分けることが出来ます。
1型糖尿病は、インスリンを分泌できないので、インスリン身体に注入して治療をしていくしかありません。ですが、ビタミンDを摂取すれば、1型糖尿病の原因である自己免疫疾患を予防を出来る可能性があります。
ビタミンDはサプリメントや日光浴で増やすことが出来ますから、1型糖尿病の原因が体質だからと諦めるのではなく、努力する事が大切です。
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