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糖尿病の名医はどうやって探せばいいの?

 2016/11/07 生活習慣病
この記事は約 11 分で読めます。 2,558 Views

糖尿病は1型と2型と呼ばれる2種類があり、1型が先天性のものであるのに対して2型は生活習慣病の一つとして扱われます。

生活習慣とは、主に食事・運動・睡眠・ストレスの4つを指し、これらのバランスが乱れることで生活習慣病に繋がります。

特に食事と運動の影響を受けやすい糖尿病は、現段階では一度罹患すると完治できない疾患といわれ、症状の緩和と進行を止めたり遅らせたりすることが治療の目標となります。

合併症を伴うことが多い糖尿病は、患者の症状も様々で個々のケースに応じた治療が大切です。

世界的に患者が多い疾患の一つでもあるため、それぞれのケースに合わせて最先端の医療技術が選択されることもあります。

一方、症状によっては従来の治療法でも十分に改善されることがあります。

糖尿病の名医がいる病院では多くの治療法の選択肢が用意されており、闘病にあたって名医を見つけることがより効果的な治療に繋がります。

名医と言っても、クリニックの雰囲気や立地、医師の人柄など患者によって相性が異なります。

名医がいるクリニックでは、治療実績や治療法についてホームページやパンフレットで詳しく紹介されています。

そのため、ただ単に治療技術が高いという点だけでなく、それ以外の要素についても考慮する必要があります。

そこで、質の高い糖尿病治療を行える医師を探すためには主にどのようなことに注意すべきか、アクセスのしやすさ・入院環境・治療に掛かる総費用・患者数・研究成果と口コミの5つの観点から解説します。

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ポイント1 立地・アクセス

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まず、名医探しに欠かせない一つ目の条件はクリニックの立地です。

権威や実績のある名医は都心部にいることが多いですが、都道府県単位で見た都心部なのか全国的に見て都心部なのかで事情が異なります。

継続的な治療が必要な糖尿病では通院のしやすさが非常に重要なので、最初は自分が住んでいる都道府県の都心部に絞って名医を探しましょう。

アクセスしやすいクリニックを選ぶことは、日常生活にそれほど支障がなくて初期から中期の段階の糖尿病を抱える方に特に向いています。

逆に、現在近くのクリニックで治療を受けているものの症状が酷く、より高度な治療を受ける必要があれば全国的な都心部で名医を探しましょう。

東京や大阪には医師の数自体が多く、公式ホームページを整えているクリニックも多いため、インターネット上で名医を探しやすくなっています。

他府県に住んでいる方はどうしても交通費が掛かってしまいますが、医療費の補助制度など使える制度をしっかりと利用し、治療に掛かる諸費用を減らす工夫が大切です。

さらに、都心部においてもクリニックごとに糖尿病の治療方針や技術に違いがあるため、個々のケースに合わせて名医探しを進める必要があります。

糖尿病治療には主に投薬による治療が行われます。

中程度までの症状であれば投薬で対応できることがほとんどのため、症状が深刻でない場合は投薬治療をメインとしているところが一般的です。

処方薬の中には従来から使われている臨床実験や実績が豊富なものと、研究段階であるもののより大きな効果を発揮する可能性がある最先端のものがあります。

特に後者の処方薬は全てのクリニックで処方されるとは限らず、投薬を希望する際には最先端医療の採用を明示しているクリニックを探すことも大切です。

糖尿病の処方薬は効果が強いものが多く、体質や体調によって副作用を感じることがあります。

そのため、副作用に早急に対応できる名医なのかという点にも注目することが必要です。

 

ポイント2 治療法や設備など入院環境

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次に大切なのがクリニックの入院環境についてです。

糖尿病は症状が進行した場合は入院治療が必要な場合があります。

また、初期段階のようにそれほど症状が強く出ていない場合においても、集中的な治療を行う入院治療が効果的な場合もあります。

そのため、自分の症状や治療の状況に応じて入院設備の有無を確かめることが大切です。

入院設備を調べる際には、プライバシー確保と入院した上での治療法についてしっかりと確認しましょう。

重症でない糖尿病に対しては、複数の患者がいる大部屋で行い、深刻な症状の場合は患者数が少ない部屋や個室に入院することが以前は一般的でした。

しかし、現在では重症の場合でも大部屋に入院することが多く、プライバシーが気になる方は注意が必要です。

個室の場合は費用が高くなることが多いものの、人目を気にせずゆっくりと過ごせるというメリットがあります。

また、家族などお見舞いに来る方も周囲の患者に気を使う必要がないため、安心してコミュニケーションが取れます。

入院では一日のほとんどを病院内で過ごすため、自然とストレスが溜まりがちです。

さらに周囲の患者が気になってストレスが増大してしまうと、治療に対するモチベーションの低下や今後の病状に対しての不安に繋がる可能性があります。

どのような形で入院を希望するのかをしっかり伝え、そのうえで名医がどのように効果的な治療法を提供してくれるのかを確認しましょう。

入院すると、点滴などの普段の服薬による治療では難しい治療が可能になります。

副作用を慎重に観察することが必要なものの、大きな効果を持つ薬品もあります。

このような強力な作用とリスクを同時に持つ薬は、入院して名医に病状や副作用を管理してもらうことが欠かせません。

そのため、名医探しの際には入院設備を確認するとともに、実際に診察を受けてどのような治療を集中的に受けられるのかを尋ねることが重要です。

最近ではセカンドオピニオンという考え方が普及し、一つの疾患に対して複数の医師からアドバイスを受けることが一般的になっています。

そのため、名医がいるいくつかのクリニックを受診することで、入院や集中的な治療について相談し、クリニックを比較する工夫を行いましょう。

 

ポイント3 入院や診察の受付け・予約について

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入院に関しての情報とともに、患者数や予約についての情報を得ることにも注意しましょう。

高度な治療を行える医師のもとには全国から多くの患者が受診・通院しています。

そのため、予約がなかなか取れなかったり基本的に新たな患者を受け付けていないクリニックもあります。

また、患者数が多い病院では長期的な入院が難しく、入院から退院までの期間が非常に短いこともあります。

入院して継続的に高度な治療を受けるためには、患者数が一定で長期の受診を基本としているクリニックを選ぶ必要があります。

そのため、権威のある医師への相談を考えている場合は、そのクリニックの知名度や患者の多さ、予約についての情報をインターネットなどで集めておくことが大切です。

また、クリニックの公式ホームページには診察時間に加え、予約方法や新患の受付についての情報が記載されているため、公式の情報をチェックすることも欠かせません。

疑問があれば実際にクリニックに電話やメールを使って問い合わせることも大切です。

 

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ポイント4 治療にかかる費用

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四番目に注目したいのが治療に際しての料金です。

糖尿病の治療は基本的に保険が適用されるため、全額を負担することは少ないですが、最先端の治療やクリニック独自の治療を受ける場合には自費負担となることがあります。

特に名医は独自の治療技術を持っていることが多く、保険について確認したうえで予算の範囲内で治療が受けられるか相談することが欠かせません。

しかし、料金が高いからといって必ずしも効果的な治療とは限りませんし、安価な治療だからといって効果があまりないとも限りません。

大切なのは自分の体質・症状に合った治療を受けることなので、医師が保険適用が可能な一般的な治療法から自費負担の最先端・独自の治療法まで、様々な対処が可能かどうかを確認しましょう。

また、入院が必要な場合は治療とは別に食事の料金などが掛かります。

高度な治療を継続的に受けるためには、総額でいくら掛かるのか大まかに把握しておくことが必要です。

 

ポイント5 実績と評判

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最後に確認したいことは医師の実績と実際の評判についてです。

公式ホームページなどの医師の紹介には、主にどのような治療を得意としているかということと、研究や論文の実績が掲載されていることが多いです。

多くの研究実績がある医師はその分豊富な治療法を提供できますし、必要に応じて最先端の医療についての相談を積極的にすることができます。

また、国内の他の病院や海外の病院と協力することで、末期の糖尿病のような深刻なケースに対してもできる限りの治療を行ってくれます。

さらに、論文は従来の治療法や糖尿病についての研究をより深めた内容や、新たな治療法について研究したうえで発表するものなので、発行した論文が多いほど糖尿病に対する知見が豊かであると言えます。

学会などで行われる発表のほか、世界的な医学誌に論文が掲載されることもあります。

それは世界的に見ても画期的な成果を出している証拠だと言えるため、名医探しの一つの指標となります。

治療や研究についての実績に加えて、実際に治療を受けた他の患者の評判を確かめることも大切です。

身近に有名な医師の糖尿病治療を受けている方がいれば、まずはその方から信頼性の高い口コミを得るように心がけましょう。

クリニックや医師についての評判が周囲から得づらい場合は、インターネットを積極的に利用することが大切です。

現在ではインターネットでクリニックの口コミを調べたり投稿することが一般的になり、オンラインで多くの患者の受診・治療の感想を見ることができます。

糖尿病については、様々な疾患の口コミを集めたサイトのコンテンツの一つとして扱われていることもあれば、糖尿病治療に特化した口コミを集めているところもあります。

総合的な口コミサイトの特徴は、一つのクリニックに対して様々な疾患の方が感想を投稿しているため、多くの評判を知ることができるということです。

そのため、受診を検討しているクリニックが糖尿病以外の治療も行っている場合はこちらの利用がお勧めです。

一方、糖尿病専門の口コミサイトのメリットとしては、治療法や医師に対してより細かい情報が得られるという点が挙げられます。

専門のサイトには、医師自体が糖尿病治療に特化しているクリニックの評判が多いです。

専門医は提供できる治療の幅が広いだけでなく、開業医としてクリニックの環境や患者への対応など患者にとって総合的なケアを行っている方もいます。

一人の医師や一つのクリニックについて、治療やサービスに関する事前に詳しい情報を得たうえで受診したい場合は、糖尿病に特化した口コミサイトを利用しましょう。

 

まとめ

以上のように、継続的な治療が不可欠という点で名医探しにはまずアクセスについての情報が必要です。

優れた医師は都心部にクリニックを置いていることが多く、処方できる薬の種類や提供できる治療については医師ごとに特徴があります。

個々の症状や進行段階を見極めたうえで、どの医師を受診するか決めましょう。

また、医師の観察の下で可能なより高度な治療を受けるためには、入院についての情報収集も欠かせません。

本文で述べたように、入院する部屋の環境は治療に際して大きなストレスとなることが多いため、治療に対しての意欲を失わないためにも、事前に入院に関する希望を伝えておくことにも注意しましょう。

入院による集中的な治療では、最先端の技術や薬品が使われることが多いです。

そのため、上記の解説を理解したうえで、治療法について複数のクリニックを受診してアドバイスを受けるセカンドオピニオンの考え方も覚えておきましょう。

豊富な実績や権威のある医師がいるクリニックは、全国から多くの患者が集まります。

予約状況や入院の可否について確認しておくことにも注意しましょう。

また、継続的な治療には必然的に高額の費用が掛かります。

先述したように有名な医師は高度な治療を提供しており、なかには医師が独自に開発した自費負担となる治療法もあります。

治療法について相談したり、福祉制度に関する情報を集めておくことも大切です。

高い治療技術で有名な医師ほど、多くの研究実績や論文の発表実績を持っています。

インターネット上で得られる医師の実績についての情報は、質の高い治療を提供できるかどうかの判断基準の一つになります。

そして、実績を確認したうえで口コミを収集することも欠かせません。

このように、糖尿病の名医を探す際には費用も含めたクリニック全体に関する情報と、医師個人の情報収集を行うことが肝要だと言えます。

 

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木村 哲也

木村 哲也

株式会社イコールヒューマン代表取締役。生活習慣病の権威者である崇高クリニックの荒木裕院長と提携し、主に生活習慣病に関わる様々な情報を広く分かり易く提供中。

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