低栄養状態を防ぎ寿命を延ばす方法
高齢期はからだの栄養状態の低下が老化を加速させ、病気の発症を促すと理解できます。高齢期には低栄養を予防して、老化を先送りするための食事を最優先させなければなりません。
ここでは、高齢者と栄養、そして、平均寿命についてみていきましょう。
高齢者に必要な栄養と平均寿命の関係
70歳の地域高齢者の食習慣と余命の関係を分析した結果、油脂類や牛乳を高頻度に摂取する高齢者の生存率が高いことが示されています。
また、日本人の平均寿命は 、この100年でほぼ2倍になっています。特に、昭和40年ごろから牛乳・乳製品、肉類、卵、油脂類の摂取量が増加して、脳卒中による死亡が激減したことが寄与しています 。
魚介類の摂取量増加によるものではありません。昭和30年には、魚介類の摂取量はすで77.2gに達しており、現在のわが国の全体平均と大差はありません。
多様な動物性食品が摂取され、たんばく質の摂取量と動物性たんぱく比(総たんぱくに対する動物性たんぱくの割合)の上昇による適度に欧米化した食生活が、平均寿命の伸びに貢献しているのです。
高齢者の長期縦断研究で示された生存率と食習慣の関連データや戦後の平均寿命の伸びの背景にあった食生活の変化は、一致して余命を伸ばすためには動物性食品と油脂類の摂取が必須であることを教えています。
「地域で元気に暮らす能力(高次生活機能)の維持」、すなわち寝たきり予防に寄与す食事も同時に見極める必要があります。
く高齢者の低栄養予防のための食生活指針>
1. 3食のバランスをよくとり、欠食は絶対さける
2. 動物性たんぱく質を十分に摂取する
3. 魚と肉の摂取は1:1程度の割合にする
4. 肉は、さまざまな種類を摂取し、偏らないようにする
5. 油脂類の摂取が不足しないように注意する
6. 牛乳は、毎日200ml以上飲むようにする
7. 野菜は、緑黄色野菜など豊富な種類を毎日食べる。火を通して摂取量を確保する
8. 食欲がないときはとくにおかずを先に食べごはんを残す
9. 食材の調理法や保存法を習熟する
10. 酢、香辛料、香り野菜を十分に取り入れる
11. 調味料を上手に使いおいしく食べる
12. 和風、中華、洋風とさまざまな料理を取り入れる
13. かむ力を維持するため義歯は定期的に点検を受ける
高齢期に肉類や油脂類を摂取することが、血清コレステロールの増加を招くと危惧する向きがありますが、元来、血清コレステロルは加齢に伴い低下します。75歳以上の高齢女性では、値の低い者ほど生命予後が悪く、男性では無関係であることが明らかになっています。
粗食を実践した長寿者の希有な例を、普遍化しようとするメディアが数多くあります。合理性に富む科学データは、「粗食が長寿をもたらす」は誤謬に過ぎないことを物語っています。
まとめ
高齢になって老化を早めてしまうことのないように、特にタンパク質や脂質などの栄養素をしっかりと摂取して低栄養状態を避けなければなりません。
その為には、く高齢者の低栄養予防のための食生活指針>を一つの参考にされると良いでしょう。
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